スタッフ職のスキルを可視化し、成長の機会を提供
研修とともに描く従業員の新たなキャリア

事例

株式会社トーコン様

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業種 採用・広告代理店
従業員数 185名
目的 スタッフ職のPCスキル向上

ご担当者様 代表取締役社長  堀川 教行 様
導入前の課題・背景
職種による研修格差を減らし、組織エンゲージメントを高めたい
  • スタッフ職のスキルが均一ではなく、ワークフローが機能しないことがあった
  • スタッフ職のスキルアップの機会を設け、組織エンゲージメントを高めたかった
  • 個々人のキャリアや組織のエンゲージメント向上という視点での提案に納得感が高かった
導入後の成果・効果
人材の育成だけでなく、社員の成長意欲の醸成に繋がった
  • スキルのマッピングにより、人事・業務の最適な配分が可能になった
  • 現状のスキルの可視化と教育研修の機会により、スタッフの成長へのモチベーションがあがった
  •  研修をきっかけとして、社員のキャリアが広がった

導入いただいた研修:Excel業務効率化研修(実践編)
効率の良い操作を習得し、作業時間を短縮させます。幅広くスキルを身に付け、データによってスキルの使い分けを行うことを学習し、「Excelができる」ではなく「ビジネスシーンで効率よく活用できる」を目指す研修です。

導入前の課題・背景

各人の「何ができるか」が可視化されておらず、ワークフローが機能しない

研修導入前、どういったことに課題に感じていらっしゃったのでしょうか?

堀川様:
業務的な課題として、スタッフ職のスキルが均一ではなかったということですね。AさんはExcelが使えるけれど、Bさんはできないという事があり、ワークフローが機能しないということがありました。例えば、入力速度の違いによって、業務設計も変わってくるのですが、個人の業務が可視化されていないことで、この人はExcelで何ができたのだっけ?というところからになる、まずこれは大前提であった課題でした。業務ではExcelを使うことがかなり多く、例えば大量の求人広告を一括で入稿する際のデータをExcelで作成するといったことがあります。早くできるスタッフは、パパっと終わらせるのですが、一方で、そもそもやり方が分からないと、一個一個手作業になってしまうスタッフもいます。

職種による研修格差を減らし、組織エンゲージメントを高めたい

堀川組織的なところになりますと、組織エンゲージメントを高めるというのが一つです。というのも、営業会社ということもあり、営業の研修はしっかり実施していた一方で、スタッフ職がスキルアップする機会があまりありませんでした。従業員満足度を見ていても、スタッフ職のキャリアアップとか、キャリア支援という観点から、組織エンゲージメントを高める必要があると感じていて、そういったことで優秀なスタッフが辞めていってしまうのは避けたいというのがありました。

また、「一人一人が学ぶ、学びましょう」と言っても、自分達は何が出来て、何が出来なくて、どこから学んだらいいかがわからない中、会社としてスタート地点を示していなかったこと、何から取り組んでもらおうということを明確に指示ができていなかったというのは、リンクアカデミーにお願いするきっかけでもあり、課題でした。そのため、研修対象者は、「新卒」といった階層ではなく、職種で言うといわゆるスタッフ部門のメンバーに受けてもらいました。


リンクアカデミーの法人研修に決めたきっかけ、理由はどういったところでしょう?

堀川様:
リンクアンドモチベーションのグループ会社ということで、知識を詰め込むというよりも、その一人ひとりのキャリアにあるとか、組織のエンゲージメントを高めるって視点で提案を受けたので非常に納得感がありました。

導入の決め手としては、まず最初に提案された、現在の業務の可視化、事前のExcelスキルサーベイです。できるだろうと思っていたスタッフが実はExcelの習熟度が低かったり、逆にこんなにスコアが良いならこの仕事任せれば良かったねと気づけたりしました。
受講後にもスコアが出るので、研修の効果を可視化できるのが良かったです。サーベイの結果を受けて、Excelが得意だと言っていたスタッフが、最高ランクじゃなかったことをとても悔しがっていたのが印象的です。それが研修に対するモチベーションにもなり、管理職層は業務の依頼というところでも変わっていったというのがあります。

導入後の成果・効果

スキルを明確にすることで、人事・業務の最適解を。学びの機会が成長意欲とエンゲージメントを高める。

研修を導入してみての感想や経営者、人事担当の目線でどのようなメリットがあったのでしょうか?

堀川様:
まず、「この人は、このスキルを持っている」という、スキルがマッピングされることがとても大事だと思いました。例えばExcelで言うと、誰に何の仕事を任せていくのが組織として最適なのかということですね。Excelのスキルがない人に、いきなり難易度の高い統計を任せるのも、本人にとって負担になりますし、会社としても生産性が落ちてしまいます。何を短期的には任せるか、そして何ができるようになったら他の仕事は任せられるのかといったことで、スタッフとのエンゲージメントにも繋がると感じています。

もうひとつは「これだったら私もこれぐらい出来るようになりたい」といった成長へのモチベーションを持ったスタッフがいたことです。テキストもあるので、学習意欲の高いスタッフは復習できますし。私の個人的な研修の捉え方ですが、まず「全員に対して気づきがある」ことが大事だと思います。最低限、自分は今できているのか、できていないのかという現在地点を認識できる。あとは「一部のメンバーでもいいので、ずば抜けて変化が起これば、数100万円かかっても効果がある」と思っています。もちろん研修が全員に効果があることは望ましいとは思いますが、気づきだけでなく、そういった成長意欲を持てたメンバーがいたことは、ものすごくインパクトがあったことだと感じています。

研修実施後、参加者や組織に何か変化はありましたか?

堀川様:中小企業で営業の会社というと、どうしてもスタッフ職の教育研修の機会がないものですが、そんな中、「私たちにも教育研修の機会を設けてくれるんだ」というところで、変化はあったかと思います。「研修ありがとうございます」という声も多くもらい、学びに飢えていたんだなと感じましたね。会社側から提供する研修は、嫌がられたり、面倒くさがられたりする事が多いので、そのように研修に感謝されることは、なかなかないと思います。研修に対する満足度も分かりやすくスコアに出ますし、スキルがついたことも分かりやすいです。日常業務と紐づくので、分かりやすさは大事だと改めて感じます。

自分の可能性を拡げキャリアに活かす「きっかけと可能性」が研修にはある

生産性が上がったといった成果はありましたか?

堀川様:
必ずしも研修の効果だけではないと思いますが、研修を受けたスタッフの一人が今ものすごく活躍していて、年間最優秀スタッフ賞をとりました。彼女はもともとExcelが得意だったのですが、研修も能動的に受けてくれて、研修後のサーベイでは最高ランクのスコアをとっていました。今、彼女は、Excelでやってきたことを内部のリソースを使ってRPAを導入するといったことをしています。もはやスタッフというより、全社の事業の効率化をしてくれています。もともと得意なんだろうなとは思っていましたが、明確なスコアリングがなければそこまで分からなかったと思います。研修をきっかけとして、本人のキャリアは間違いなく広がったと思います。学びの機会を持ち、自分の可能性をもっと拡げていくことを考えると研修によって開花されるメンバーはいるのかなと、きっかけと可能性を感じた出来事です。

実は私はExcelを使いこなせる人は要らないと社内で言っているんです。それはロボットでできるので。でも、「業務を設計できる人」。その「業務を設計できる人」っていうのは、Excelで何ができるか知らないといけないので、そういった人材が育ってくれればと思っています。

組織エンゲージメントの観点で、優秀なスタッフの退職をさせないということを課題にあげていましたが、そういった面で何か効果はあったのでしょうか?

堀川様:コロナ禍ということもあり、文字入力や計算といったものは、ロボットが代わりとなり、従来の業務が必要なくなっています。
まさに今揺れている時で、次の施策を考えなければと感じているところです。
そういう意味では研修がきっかけに、モチベーションが高まって、新たなことに挑戦する可能性みたいなものは間違いなくあると思います。
私たちの規模だと世の中の基準とか外部との比較ってしにくいんです。そうした時にスタッフ職って、今のままではまずいって思えるのが この外部研修の良さだと思ってます。

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