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エクセルで行を固定する方法は?行・列を固定する方法や解除方法をわかりやすく解説

目次[非表示]

  1. 1.エクセルでは行や列を固定できる
    1. 1.1.行を固定できると便利なシーン
    2. 1.2.ウィンドウ枠を固定することもできる
  2. 2.エクセルで行や列を固定する方法
    1. 2.1.先頭の行を固定する方法
    2. 2.2.複数行を固定する方法
    3. 2.3.先頭の列を固定する方法
    4. 2.4.複数列を固定する方法
    5. 2.5.行と列を同時に固定する方法
  3. 3.行や列の固定を解除する方法
  4. 4.固定解除でエラーが出たときの対処方法
  5. 5.行と列を固定したまま印刷することもできる
    1. 5.1.行を固定したまま印刷する方法
    2. 5.2.列を固定したまま印刷する方法
    3. 5.3.列と行を固定したまま印刷する方法
  6. 6.従業員のエクセルスキルを向上させる方法
    1. 6.1.書籍を購入して配布する
    2. 6.2.エクセルに関する資格取得を支援する
    3. 6.3.従業員向けのエクセル研修を行う
  7. 7.まとめ

エクセルシートで大量のデータを扱う際、スクロール時に必要な項目が見切れて困ったことはありませんか?そんなときに便利なのが、特定の行や列を画面上に固定する「ウィンドウ枠の固定」機能です。

今回は、エクセルシート上で行や列を固定したいときの設定方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。行を固定したまま印刷する方法やエクセルスキルを向上させる方法も紹介するので、ぜひ業務の参考にしてください。

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エクセルでは行や列を固定できる

エクセルには、ページを上下左右にスクロールしても特定の行や列を画面上に固定できる「ウィンドウ枠の固定」機能があります。

たとえば、表のタイトルや項目名を先頭に表示し続けることで、大量のデータの入力や確認がしやすくなります。こちらの機能は業務効率の向上やシートの視認性の向上にも関わる重要な機能で、エクセルを快適に利用するうえで習得しておくべき操作の1つです。

行を固定できると便利なシーン

シートの行や列を固定することで、ヘッダー行が含まれるデータが格段に見やすくなります。

たとえば、数百行に及ぶ売上データや従業員名簿などでも、項目名が常に上や左に表示されていれば、現在どの項目を見ているかを把握できます。

入力・チェック作業の精度を高めたいときや、社内の複数人でシートを閲覧する際は、行や列を固定すると便利です。

ウィンドウ枠を固定することもできる

エクセルには、「ウィンドウ枠の固定」という機能もあります。こちらの機能では複数の行や列を指定し、常に固定して画面上に表示させることができます。

また、行と列の双方を固定することも可能です。ウィンドウ枠を固定すれば、縦や横にスクロールしても必要なデータが表示されたままになり、行や列の多い大規模なシートを扱う際もヒューマンエラーが起こりにくくなります。

エクセルで行や列を固定する方法

エクセルでは、「表示」タブの「ウィンドウ枠の固定」機能を使うことで、行や列を簡単に固定できます。

先頭の行を固定する方法

LEN関数は、セルに含まれる文字が「何文字あるか」を教えてくれる関数です。例えば「=LEN(A1)」と入力すれば、A1セルの文字数を一発でカウントしてくれます。全角・半角、日本語・英語・スペースも全て1文字として数えます。文書作成やデータ入力の際、「ここは何文字?」という場面で重宝します。

複数行を固定する方法

複数の行を固定したい場合は、固定したい最終行の次の行を選択した状態で「メニュー」から「表示」タブを選択し、「ウィンドウ枠の固定」から「ウィンドウ枠の固定」を指定してください。たとえば、シートの3行目までを固定したいときは、4行目を選択した状態で操作します。シートの上部に重要な情報がまとまっている場合は、複数行を固定しておくと入力ミスが起こりにくくなります。

先頭の列を固定する方法

エクセルで先頭の列を固定したいときは、「メニュー」から「表示」タブを開き、「ウィンドウ枠の固定」から「先頭列の固定」を選択します。こちらの操作を行うと、シートの1列目が常に画面の左側に表示され、横にスクロールしても重要な項目が見切れません。特に横に長い表を扱う際は、先頭の列を固定するとデータの入力や参照が格段に行いやすくなります。

複数列を固定する方法

複数の列を固定したいときは、固定したい最終列の右隣の列を選択した状態で「メニュー」から「表示」タブを開き、「ウィンドウ枠の固定」から「ウィンドウ枠の固定」を指定します。たとえば、シートの3列目までを画面に固定したい場合は、4列目のセルを選んでから操作を行ってください。シートの左側に重要な情報や複数の列見出しがまとまっている場合は、複数列を固定するとスクロールしてもデータを見失いにくくなります。

行と列を同時に固定する方法

シート上の特定の行と列を同時に固定したい場合は、固定したい行の1行下・固定したい列の1列の右のセルを選択した状態で、「メニュー」から「表示」タブを開き、「ウィンドウ枠の固定」から「ウィンドウ枠の固定」を選択しましょう。たとえば、2行目とB列を固定したい場合は、C3のセルを選んでから操作します。こちらの設定を行うと、上下左右にスクロールしても見出しの行と列が常に画面に表示されるため、表の視認性を高めることができ、作業効率が向上します。

行や列の固定を解除する方法

一度設定した行や列の固定を解除したいときは、「表示」タブの「ウィンドウ枠の固定」から「ウィンドウ枠の固定の解除」を選択するだけで簡単に元に戻せます。

行・列やウィンドウを固定すると、スクロールできる画面の面積が小さくなるため、シートのデータの全体像を確認したいときには一時的に設定を解除すると便利です。

また、誤った行や列を固定してしまった場合や、シートをほかの人と共有する際に自分用に設定していた行・列の固定を解除したいときも、こちらの方法で固定を解除しましょう。

固定解除でエラーが出たときの対処方法

行や列の固定を解除しようとした際にエラーが出た場合、いくつかの原因が考えられます。考えられる原因の1つとして、シートが保護状態になっていることが挙げられます。

シートが保護されていると固定の設定や解除の一切ができないため、「メニュー」の「校閲」タブから保護の解除をしたうえで操作してください。

また、特定のアドインやマクロが干渉している可能性も考えられます。この場合は、一時的に無効化して問題が解決するかを試しましょう。また、エクセル自体にエラーが発生している場合もあり、ウィンドウを閉じて再起動する方法も有効です。

行と列を固定したまま印刷することもできる

エクセルでは、行や列を画面上で固定するだけでなく、印刷時にもそのまま固定状態を反映させることができます。

行を固定したまま印刷する方法

エクセルシートを印刷するときに特定の行を各ページに繰り返し表示させたい場合は、「印刷タイトル」機能を使用します。

印刷したいシートを開いた状態で「ページレイアウト」タブから「印刷タイトル」を選択し、「タイトル行」で固定したい行を指定すれば、全てのページにその行が表示されるようになります。こちらの機能は、大量の行データを印刷する際に便利です。

列を固定したまま印刷する方法

印刷時に特定の列を各ページに繰り返し表示させたいときも、行の固定と同様に「印刷タイトル」機能を使用します。印刷したいシートを開いた状態で「ページレイアウト」タブから「印刷タイトル」を選択し、「タイトル列」欄に固定したい列を指定しましょう。

列を固定して印刷すると、横に長い表を印刷した際も見出しの列が各ページの先頭に表示され、データの内容を追いやすくなります。

列と行を固定したまま印刷する方法

大規模なシートを印刷する際は、タイトル行とタイトル列の両方を固定したいシーンもあるのではないでしょうか。

行と列をどちらも固定したい場合は、印刷したいシートを開いた状態で「ページレイアウト」タブから「印刷タイトル」を選択し、「タイトル列」欄に固定したい行と列をそれぞれ入力してください。こちらを設定すると、縦横に長いデータも見出しを保ったまま印刷できます。

従業員のエクセルスキルを向上させる方法

エクセルは業種・職種を問わずに日々の業務で広く利用されています。そのため、エクセルの基本的な操作スキルは従業員にとって必要不可欠です。ここからは、従業員のエクセルスキルを向上させる具体的なアイデアを紹介します。

書籍を購入して配布する

従業員にエクセルの操作方法を体系的に学ばせたい場合は、エクセルに関する実用書を配布する方法が有効です。初心者向けにわかりやすく解説された書籍が数多くあるため、従業員のレベルに合わせて適切な書籍を選定しましょう。

業務で必要な関数が盛り込まれた参考書を配布すれば、自主学習によるスキルの定着が期待できます。コストも比較的抑えられるため、導入しやすい施策といえます。

エクセルに関する資格取得を支援する

従業員の学習意欲向上やスキル証明の手段として、エクセルに関する資格の取得を支援する企業も増えています。エクセルスキルを証明する代表的な資格には、「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」があります。

これらの資格試験の受験料補助や教材・試験対策講座の費用補助などの制度を整えることで、従業員のスキルアップとモチベーションアップの双方が期待できます。

従業員向けのエクセル研修を行う

業務内容に直結したより実践的なスキルを習得させたい場合には、社内外でエクセル研修を実施するのも有効な手段です。

外部講師によるセミナーやeラーニング形式の研修プログラムを導入することで、基礎から応用までの幅広い内容を効率的に学べます。これらのプログラムでは実務に即した演習や課題が用意されていることが多く、短期間でのスキルアップが図れます。

まとめ

エクセルの行・列の固定機能を使えば、エクセルシートの視認性や作業効率が大幅に改善されます。基本の固定方法や解除・印刷時の操作方法を覚えておけば、日々の業務にすぐに役立つでしょう。

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リンクアカデミー編集部
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人材育成、IT・DXに関わるビジネスパーソンのスキルアップについて発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。

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