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ポテンシャルとは?意味、ポテンシャルが高い人の特徴、高める方法をわかりやすく解説!

目次[非表示]

  1. 1.ポテンシャルとはどういう意味か?
    1. 1.1.ポテンシャルの語源は?
    2. 1.2.ポテンシャルの使用例
    3. 1.3.ポテンシャルとモチベーションとの違い
    4. 1.4.ポテンシャルの言い換えとなる言葉・表現
  2. 2.ポテンシャルを構成する能力
    1. 2.1.分析力
    2. 2.2.思考力
    3. 2.3.実行力
    4. 2.4.客観性
    5. 2.5.成長意欲
    6. 2.6.責任感
  3. 3.ポテンシャルが高い人に共通する特徴
    1. 3.1.好奇心と探究心が旺盛
    2. 3.2.ポジティブである
    3. 3.3.自己分析ができている
    4. 3.4.コミュニケーション能力が高い
    5. 3.5.行動力がある
    6. 3.6.自己肯定感が高い
  4. 4.ポテンシャルを高めるには?
    1. 4.1.ポテンシャルを高めるための考え方
    2. 4.2.ポテンシャルを高めるのに効果的な行動
    3. 4.3.ポテンシャルの向上に必要な目標設定
  5. 5.ビジネスシーンにおけるポテンシャル採用とは?
    1. 5.1.ポテンシャル採用の導入に関する現状
  6. 6.面接時に応募者のポテンシャルを見極める方法
    1. 6.1.キャリアプランを確認する
    2. 6.2.指向性や特性を確認する
    3. 6.3.面接以外でのコミュニケーションを見る
  7. 7.法人研修のことならリンクアカデミー
  8. 8.ポテンシャルに関するよくある質問
  9. 9.まとめ


 ポテンシャルとは、潜在的な能力や可能性を指す言葉であり、人々はそれぞれ自分自身においてポテンシャルを秘めています。しかし、ポテンシャルを開花させるためには、特定の特徴や能力が必要となります。ここでは、ポテンシャルの基本的な意味やポテンシャルが高い人に共通して見られる特徴、ポテンシャルを高める方法などについてご紹介します。


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ポテンシャルとはどういう意味か?

 ポテンシャルとは、潜在能力や可能性といった意味を持つ言葉です。潜在能力の対義語として、健在能力がありますが、これははっきりと現れている能力のことを指しており、これに対してポテンシャルとは、まだはっきりとは現れていない能力のことを指しています。

 また、弊社では経済産業省より受託した平成17年度「社会人基礎力に関する調査」として、社会人に求められる基礎力に関する調査を行いました。その結果を通して以下のように分けて、「人材要件フレーム」として定義しています。

・ポテンシャル
・スタンス
・ポータブルスキル
・リテラシー
・テクニカルスキル

(参考:人材要件フレーム)

 図を参照すると、ポテンシャルは比較的、後天獲得可能性が低いものであり、その他のスキルやスタンスを支える基礎となるものであると言うことができます。

ポテンシャルの語源は?

 ポテンシャルは、「可能性」や「潜在能力」といった意味を持つ「potential」という英語から来ている言葉です。また、potentialは、元々ラテン語で「力」や「可能」などを意味する「potent」が語源となっている言葉です。potentからは派生して、potentialやpossible、powerといった英単語が誕生したと言われています。一般的にはポテンシャルは期待やポジティブな気持ちを持って使われる言葉ですが、「脅威となるもの」といった意味で使われるケースもあります。

ポテンシャルの使用例

 ポテンシャルは様々なシーンで使用されていますが、特にビジネスシーンでは人材や商品・サービスの可能性に対する表現として用いられることが多いでしょう。潜在能力のようにはっきりと周囲が認識できないが、秘めている力があるといった状態を表現する際に、ポテンシャルという言葉が使われています。例えば、ポテンシャルの使用例として以下のようなものが挙げられます。

■今年入社した〇〇さんはポテンシャルが高い
■〇〇さんのポテンシャルを発揮できる役割にしよう
■このサービスはポテンシャルがある

ポテンシャルとモチベーションとの違い

 しばしばポテンシャルと似たような意味で用いられる言葉として、「モチベーション」があります。モチベーション(motivation)とは、人が何かをする際に原動力となるもの、動機といった意味を持っています。モチベーションが高い場合には、実行力が高まり、目標としていることを達成する可能性が高まります。

 どちらも目には見えにくいものである点では類似していますが、ポテンシャルがその人の能力自体を表しているのに対して、モチベーションはその能力を発揮できる原動力である点で異なります。

ポテンシャルの言い換えとなる言葉・表現

 ポテンシャルは、異なる表現や言い換えた言葉で用いられることがあります。ポテンシャルの言い換えとなる言葉や表現として、以下のようなものが挙げられます。

■可能性
 ポテンシャルの言い換えとしてメジャーなものが、「可能性」です。可能性とは、実現する見込みや潜在的な発展性といった意味を持つ言葉です。まだ表面的には見えていないものの、今後表出してくるものに対してその状態を表現する時に、「可能性がある」といった使い方をします。

■素質
 素質とは、人が生まれ持って備えている性質のことを指します。素質を持っている場合には、現在は能力や結果が表出していなかったとしても、将来的に開花する可能性があります。

■将来性
 将来性とは、先々で発展する可能性のことを指します。将来性がある場合には、現在は結果が見えていなくても、ゆくゆくは発展することを期待できます。


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ポテンシャルを構成する能力

 ポテンシャルを構成する能力には、様々なものがあります。ポテンシャルを構成する能力を把握することで、ポテンシャルを高める方法を検討しやすくなります。ここでは、その代表的な能力についていくつかご紹介します。

分析力

 ポテンシャルを構成する能力の1つして、分析力が挙げられます。分析力とは、出来事や事象に対して、その構成要素や原因などを明らかにする能力のことを指します。様々な角度から状況や事象を分析することができると、生じている課題やそれを解決する方法を導き出すことができます。また、分析力が高いと物事の全体像を把握することができるため、網羅的に良い方法を模索することができるでしょう。昨今トレンドとなっているDXにおいても、集計されたデータを活用するために、分析する力が求められています。

(こちらもチェック:「DX(デジタルトランスフォーメーション)とは 定義や必要性・企業の課題を解説」)

思考力

 思考力も、ポテンシャルを構成する能力です。思考力とは、「考える力」とも言うことができますが、ここでは特に「自分中心に物事を考えるのではなく、関係性の中に意味を見出す能力」のことを指します。自分と相手、第三者の間でどのような関係性や構図があり、それぞれどのように作用しているのかを考えることで、本当に目を向けるべき課題や問題を考えることができるようになります。

実行力

 実行力についても、ポテンシャルを構成する大切な能力です。実行力とは、目標や決めたことに対して取り組み続けて、最後までやり抜く力のことを指します。最終的な成果の高さは、「戦略の出来栄え」と「実行力」の掛け合わせで表現することができます。成果を高めるためには、計画の質を向上することは大切ですが、加えてそれを実行し切ることも重要です。

客観性

 ポテンシャルを構成する能力として、客観性も挙げられます。客観性とは、自分中心で物事を見るのではなく、第三者視点で物事を俯瞰する能力を指しています。主観的にのみ物事を見ていると、自分の経験や勘に頼った判断をしてしまう可能性が高まります。客観的に物事を見ることで、本当に解決するべきポイントを見出すことができるでしょう。例えば、ある課題を分析する際に自分の勘や経験に頼るだけではなく、数字という客観的な情報を用いることで信頼性の高い解決策を考えることができます。

成長意欲

 成長意欲も、ポテンシャルを構成する能力の1つです。成長意欲とは、現在の自分を維持するだけではなく、更に良い方向に向かおうとする意思や能力のことを指します。成長意欲がない場合には、周囲の環境変化に対応することができず、自分の持っている能力やスキルが陳腐化する可能性があります。特に昨今では社会情勢や市場の変化などが激しく、働く個人にもその都度様々な対応が求められています。その中でも成長意欲を持っている場合には、継続的に成長することができるため、活躍の場が広がっていきます。

責任感

 責任感についても、ポテンシャルを構成する能力として挙げられます。責任感とは、任されたことや自分で決めたことに対して、最後まで主体的に取り組む姿勢や意思のことを指しています。責任感がない場合には、ビジネスの中で信頼を得ることができずに、任せられる範囲が少なくなり、自身の成長機会を減らしてしまう可能性があります。責任感がある場合には、中途半端に物事に取り組むのではなく、主体性を最後まで持ち続けることができます。


ポテンシャルが高い人に共通する特徴

 ポテンシャルが高い人には、いくつか共通する特徴があります。ここでは、ポテンシャルが高い人の特徴をいくつかご紹介します。

好奇心と探究心が旺盛

 ポテンシャルが高い人の特徴として、好奇心と探究心が旺盛であることが挙げられます。ポテンシャルが高い人は、自分自身のことや周りの環境に対して興味・関心を持つ傾向があり、同時に疑問を持ち続けています。そのため、新しいことを学ぶ、知ることに対して喜びを感じて、新しいことにチャレンジする姿勢を持ち続けています。

 また、自分自身を成長させることや能力を向上することに対しても興味を持っており、新しい情報に触れる機会や挑戦する機会を自らつくり出していく傾向があります。ポテンシャルが高い人は、好奇心や探究心を駆使して、更にそれを発揮できる機会をつくっています。

ポジティブである

 ポテンシャルが高い人は、共通してポジティブであるといった特徴があります。物事に対してネガティブな反応や考え方が多い人は、自分の周囲にある機会やチャンスを逃してしまう可能性が高まります。ポテンシャルが高い人は、自分自身や周囲の環境で起こる出来事に対してポジティブに捉えるため、様々な機会に触れることができるようになります。

 また、ポテンシャルが高い人は失敗したことについても、失敗のままにはせずに成長の機会として活用する傾向があります。そのため、困難な状況の中でも前向きなアクションを取ることができ、結果として成長につなげることができます。

自己分析ができている

 自己分析ができているということも、ポテンシャルが高い人に共通している特徴だと言えます。自己分析とは、自分が持っている能力やスキル、特性、性格など、自分のことについて深く理解して分析することを指します。自己分析ができている場合には、自分がどのようなことに対してモチベーションが高まり、どのような環境であればパフォーマンスを発揮できるのかを把握することができます。

 ポテンシャルが高い人は、自分の強みや弱みをよく理解しているため、それに応じた行動を取ることができます。自分に適した役割をリクエストすることもできるため、より活躍の場を広げることができるでしょう。

コミュニケーション能力が高い

 ポテンシャルが高い人は、コミュニケーション能力も高いといった特徴があります。コミュニケーション能力が高い場合には、周囲の人との関係性を良好なものにすることができるとともに、自分にとって有益な情報を多く手に入れることができます。特に、ビジネスシーンでは仕事を完全に1人で進める機会は少なく、基本的にはチームで仕事に取り組むことになります。

 ポテンシャルが高い人は、そのコミュニケーション能力を活用して、周囲の人とのチームワークを育むことができます。そうすることで、結果として自分が活きる環境をつくり出すことができます。

行動力がある

 ポテンシャルが高い人に共通する特徴として、行動力があるといったことが挙げられます。先述したように成果の高さは、戦略の出来栄えだけではなく、実行力が大切です。実行力、行動力がない場合には、せっかく計画したことも絵に描いた餅になってしまい、望んでいる結果を手に入れられない可能性があります。

 ポテンシャルが高い人は、考えるだけではなくアクションを起こすことが得意であるため、設定した目標に対する取り組みを続けることができます。また、失敗を恐れて行動しない状態が続くのではなく、チャレンジしながら軌道修正する姿勢を持つことができます。

自己肯定感が高い

 自己肯定感が高いといったことも、ポテンシャルが高い人に共通している特徴であると言えます。「自己肯定感が高い」とは、自分の状態や行動などに対して自信を持って、自分のことを認められている状態のことを指しています。自己肯定感が高いと、自分に対して自信を持つことができ、よりポジティブに考えたり行動したりすることができます。

 ポテンシャルが高い人は、自分自身の良いところを認めており、自分に対する愛情を持っています。自分を受け入れることで、より良い自分をつくっていくことができます。


ポテンシャルを高めるには?

 ここまでポテンシャルの利点を述べてきましたが、では、どのようなことに取り組めばポテンシャルを高めることができるのでしょうか。後天獲得性が低いポテンシャルですが、ポイントをおさえれば高めることができます。ここでは、ポテンシャルを高めるための方法についていくつかご紹介します。

ポテンシャルを高めるための考え方

 ポテンシャルを高めるための考え方として、「意志を強く持つ」といったことが大切です。ポテンシャルとは、ご紹介した人材要件フレームの中でも、スキルを支えるための基礎・土台となるものです。そのため、ポテンシャルといった受け皿を広げることが、「ポテンシャルを高める」といったことと同義になります。そのため、それを実現するための強い意志や意欲といった根源的なものがない場合には、ポテンシャルを高めることが難しいでしょう。

ポテンシャルを高めるのに効果的な行動

 ポテンシャルを高めるためには、いくつか効果的な行動があります。ポテンシャルを高めるための効果的な行動として、以下のようなものが挙げられます。

■適切な目標設定を行う
 ポテンシャルを高めるためには、将来どのような状態になっていたいのかや、どのような人間になりたいのかといった、具体的な目標を設定することが大切です。

■やり抜く姿勢を持つ
 目標を設定した後には、結果が出てくるまでやり抜く姿勢を持つことが大切です。自分自身のモチベーションを高める工夫を行い、実行し切ることで目標に近づくことができます。

■効果検証をする
 実行した後には、どのような結果になったのかを振り返ります。どのような行動が、どのような効果をもたらしたのかを明らかにすることで、軌道修正を行うことができます。

ポテンシャルの向上に必要な目標設定

 ポテンシャルを向上するためには、目標設定の方法に気をつけましょう。適切な目標設定ができていない場合には、日々の仕事をこなすことが多くなり、ポテンシャルの向上というよりは現状維持になることが多くなります。ポテンシャルを高めるためには、適切な目標を設定して、その実現に向けた行動をし続けることが大切です。

 目標設定をする際には、「ストレッチゾーン」の目標を意識することが大切です。ストレッチゾーンとは、「今のままでは届かないが、努力すれば達成することができる範囲」のことを指します。これに対して、「現状のままで十分に達成することができる範囲」のことを「コンフォートゾーン」、「どう頑張っても達成することができず、かえってストレスが大きくなる範囲」のことを「パニックゾーン」と言います。

(参考:ストレッチゾーン)

 目標設定を行う際には、コンフォートゾーンには留まらず、パニックゾーンまではいかないストレッチゾーンのものを設定することが効果的です。

 また、目標設定が曖昧である場合には、適切な行動を取ることができず、その効果を高めることができなくなります。そのため、目標を考える際には「SMARTの観点」を意識することをおすすめします。SMARTの観点とは、効果的な目標を設定するために必要な5つの観点を整理したものであり、ビジネスシーンでも効果的な活動をするための目標設定を行う際に活用されています。

 SMARTの観点としては、以下のようなものがあります。

■Specific(詳細化)
 Specificとは、詳細化を意味する言葉です。目標設定をする際には、目標が具体的なものになっているのかについて確認することが大切です。曖昧で漠然とした目標のままでは、結局何を目指せば良いのかがわからなくなってしまい、その後の行動につながりにくくなってしまいます。そのため、目標を詳細にブレイクダウンすることが大切です。

 目標をブレイクダウンするとは、例えば「売上を上げる」といった漠然な目標にするのではなく、「売上昨年比120%達成」といったように具体的なものに噛み砕くことを指します。また、最終目標を達成するためには、どのような中間目標を設定するのが適切であるのかについても考えることで、より効果的な行動につながります。

■Measurable(ものさしを設定する)
 目標を詳細なものにするとともに、それが測定可能なものであるのかについても、意識しておきましょう。目標設定は、効果検証ができるかどうかとセットで考えることで、その効果を高めることができます。

 例えば、「新規アポイントを獲得する」といった定量的な要素がない目標では、本当に目標達成ができているのかどうかを確認することが難しくなります。この場合には、「新規アポイントを月3件獲得する」といった、ものさしを入れることができるような目標設定をすることが大切です。

■Action Plan(実行できるか)
 目標設定をする際には、具体的にどのような行動をするのかについても明確にすることが重要です。精神論だけでは目標を達成することは難しいため、目標達成するためにはどのような行動をするのかといった、アクションプランまで設定することを心がけましょう。

また、この際には「実現可能かどうか」についても注意します。「1日10,000件新規アポイントを獲得する」といった目標は、非常にチャレンジングですが、実現可能性は低いと言えます。適切なレベルでのアクションプランを設定することを意識しましょう。

■Responsiblity(責任者決定)
 設定した目標やアクションプランについて、誰がやるのかについても明確にしておきましょう。特に、チームの誰かの協力を得る必要があるアクションについては、その人がしっかりと動いてくれるように責任者・当事者を設定しておくことが大切です。

■Time-bound(期限設定)
 目標を設定する際には、「いつまでにやるのか」についても決めておくことが大切です。「いつかやる」「できる時にやる」といった目標設定を行うと、どんどん行動が後回しになることがあります。それぞれのアクションプランについて、逐一期限を設定することで、より効果的な行動をすることができます。

(参考:SMARTの観点)


ビジネスシーンにおけるポテンシャル採用とは?

 ビジネスシーンでは、ポテンシャルが使われる場面として、採用の場面があります。「ポテンシャル採用」といった言葉は、近年よく用いられるようになっており、採用ポリシーとして掲げている企業も多くあります。

 ポテンシャル採用とは、それまでの経験や実績、現状のスキルで採用を決めるのではなく、その人が持っている素質や将来性を評価して採用する方法を指します。これまで一般的であった採用の考え方は、その人の「過去」を見て評価するものであったのに対して、ポテンシャル採用はその人の「未来」を見て期待するものであるということができます。


ポテンシャル採用の導入に関する現状

 ポテンシャル採用の実施は、現在は徐々に企業の間で広がっています。特に、大手Eコマース、インターネットサービス運営会社であるヤフー株式会社では、ポテンシャル採用を積極的に行っています。

 同社は新卒、既卒、第二新卒など経歴にかかわらず30歳以下の方であれば応募できる「ポテンシャル採用」として、通年採用を行っています。一般的な「新卒採用」と就業経験を重視する「中途採用」では、第二新卒や既卒などの人に対して平等な採用選考機会を提供できないこと、また昨今、海外留学生や博士号取得者など就職活動の時期が多様化していることから、従来よりも柔軟な採用の枠組みが必要であると考えています。

(出典:ヤフー株式会社「ポテンシャル採用」)


面接時に応募者のポテンシャルを見極める方法

 では、面接の際に応募者のポテンシャルを見極めるためにはどのような観点を持てば良いのでしょうか。ポテンシャルは目には見えにくいものであるため、工夫しなければ見極めることが難しいものです。ここでは、ポテンシャルを見極めるための方法について、代表的なものをご紹介します。

キャリアプランを確認する

 面接時に応募者のポテンシャルを見極める方法として、キャリアプランを確認するといったことが有効です。ポテンシャル採用は、これまでの経験や実績だけではなく、未来の可能性を見極める必要があります。

 そのため、応募者が将来どのような状態を目指しているのかや、どのような人間になりたいのかといった、キャリアプランを確認することで、その人の成長意欲や将来設計を把握することができます。キャリアプランを確認するためには、将来の夢やビジョン、具体的な計画などを聞くことが方法として挙げられます。

指向性や特性を確認する

 応募者のポテンシャルを見極めるためには、現状の経験や実績、スキルだけを確認するのではなく、その人が持っている指向性や特性を確認することが大切です。ご紹介した人材要件フレームでは、ポテンシャルは後天獲得性が比較的低いといった特徴があり、その人の性質を表すものであると分かります。

 そのため、その人がどのような人であるのかといった、人となりや性格といった面についても深掘りをすることで、ポテンシャルを見極める材料を得ることができます。

面接以外でのコミュニケーションを見る

 応募者のポテンシャルを見極める方法として、面接以外でのコミュニケーションを見ることも有効です。面接のタイミングでは、事前に準備したことを話す機会も多くなるため、その人がどのような人であるのかといった素の部分を見ることが難しくなる可能性があります。

 質問前後での雑談や、面接官以外とのコミュニケーション、座談会の際の態度や姿勢といったものから、コミュニケーションを確認して、総合的にポテンシャルを見極めることが大切です。


法人研修のことならリンクアカデミー

 ここまで本テーマである「ポテンシャル」について、混同しやすい言葉などを参考にしながら述べてきました。現在、ポテンシャルが採用の場面を筆頭にビジネスの世界でも注目されています。従来の採用は、その人の経験や実績・スキルなどを加味したものでしたが、ポテンシャル採用では将来性が判断の軸となっています。こうした変化における背景には、社会が求めている人材用件の変化があります。

 昨今では働き方やトレンドの変化が生じ、見通しが立ちづらい社会情勢となっております。そのため、働く個人にはこれまでのような経験やスキルだけではなく、社会のニーズに対応し能力を伸ばしていく力が必要になっています。

 弊社リンクアカデミーは、DXやリスキリングが叫ばれるようになった頃を境に、業界・規模問わずお問い合わせが急増し、弊社でも、ご要望に合わせたコンテンツも日々拡充し続けております。

 また、先述している人材要件フレームを用いた育成や、DX/リスキリング文脈での施策設計のポイント・ノウハウも有しておりますので、ご興味のある方は是非以下よりお問い合わせ下さい。


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ポテンシャルに関するよくある質問

Q1:ポテンシャルとは?

A1:ポテンシャルとは、潜在能力や可能性といった意味を持つ言葉です。潜在能力の対義語として、健在能力がありますが、これははっきりと現れている能力のことを指しており、これに対してポテンシャルとは、まだはっきりとは現れていない能力のことを指しています。例えば、ポテンシャルの使用例として以下のようなものが挙げられます。

■今年入社した〇〇さんはポテンシャルが高い
■〇〇さんのポテンシャルを発揮できる役割にしよう
■このサービスはポテンシャルがある

Q2:ポテンシャルが高い人の特徴は?

A2:ポテンシャルが高い人には、共通した特徴があります。例えば、ポテンシャルが高い人は好奇心や探究心が旺盛であり、自己肯定感が高いといった特徴があります。基本的には自分自身のことや、周囲の出来事に対してポジティブな姿勢を持っていることが特徴として挙げられます。また、コミュニケーション能力も高く、周囲の人と良好な関係性を築くことができ、自分にとって有益な情報を収集したり、自分が活躍できる環境をつくることができるといったことも、ポテンシャルが高い人に共通していると言えます。

Q3:ポテンシャルを高めるには?

A3:ポテンシャルを高めるためには、いくつか効果的な行動があります。ポテンシャルを高めるための効果的な行動として、以下のようなものが挙げられます。

■適切な目標設定を行う
 ポテンシャルを高めるためには、将来どのような状態になっていたいのかや、どのような人間になりたいのかといった、具体的な目標を設定することが大切です。

■やり抜く姿勢を持つ
 目標を設定した後には、結果が出てくるまでやり抜く姿勢を持つことが大切です。自分自身のモチベーションを高める工夫を行い、実行し切ることで目標に近づくことができます。

■効果検証をする
 実行した後には、どのような結果になったのかを振り返ります。どのような行動が、どのような効果をもたらしたのかを明らかにすることで、軌道修正を行うことができます。


まとめ

 ポテンシャルとは、現状ははっきりと見えていない潜在能力や可能性のことを指す言葉です。ビジネスシーンにおいても、「ポテンシャル」という言葉は多く用いられており、主に人材や商品・サービスの可能性や素質を指す言葉として活用されています。ポテンシャルを高めるためには、ポテンシャルが高い人に共通している特徴を把握するとともに、ポテンシャルを高めるために効果的な目標設定やその実行を行うことが大切です。

稲冨 健太
稲冨 健太
佐賀県出身。名古屋大学理学研究科にて物理を専攻。「伝統工芸」や「ものづくり」を応援したいという想いで、組織コンサルティング会社に就職し理念浸透・人事制度設計・人材育成・マネジメントなどに従事。独立後、中小・ベンチャー企業へのコンサルティングや商品開発の経験を基に精力的にライティング活動を実施。

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