Excel(エクセル)資格のおすすめ5選!特徴や試験内容、難易度などを解説
目次[非表示]
- 1.Excelの資格取得メリット
- 1.1.スキルアップにつながる
- 1.2.ビジネスでのアピールポイントになる
- 1.3.就職や転職で有利になる
- 2.おすすめのExcel資格5選
- 2.1.①MOS(Microsoft Office Specialist)
- 2.1.1.スペシャリスト(一般レベル)の試験内容
- 2.1.2.エキスパート(上級レベル)の試験内容
- 2.1.3.MOSの取得メリット
- 2.2.②Excel表計算処理技能認定試験
- 2.2.1.Excel表計算処理技能認定試験の試験内容
- 2.2.2.Excel表計算処理技能認定試験の取得メリット
- 2.3.③日商PC検定(データ活用)
- 2.3.1.日商PC検定の試験内容
- 2.3.2.日商PC検定の取得メリット
- 2.4.④情報処理技能検定試験(表計算)
- 2.4.1.情報処理技能検定試験(表計算)の試験内容
- 2.4.2.情報処理技能検定試験(表計算)の取得メリット
- 2.5.⑤VBAエキスパート(Excel)
- 2.5.1.VBAエキスパートの試験内容
- 2.5.2.VBAエキスパートの取得メリット
- 3.Excel資格の取得後の注意点
- 3.1.継続的なスキルアップをする
- 3.2.実務で活用する
- 3.3.キャリアアップにつなげる
- 4.Office研修ならリンクアカデミー
- 5.Excel資格に関するよくある質問
- 6.まとめ
ビジネスシーンではExcelを活用して業務を遂行することが多く、企業においては必須のツールとなっているでしょう。また、デジタル化が進む中で、業務においてもITツール活用やシステムによる情報管理をする機会が増えています。そういったシステムの根本は、データ活用・データ分析の考え方により設計されているため、Excelを用いてデータを扱うことは、このデジタル時代において身に着けておくべき素養とも言えます。実は、Excelの機能を使いこなせていないのが世の中の実情です。改めてExcelのスキルを向上することで、業務の効率化を実現したり、就職や転職で有利になったりといったメリットがあります。本記事では、そんなExcelのスキルを証明する資格について、種類ごとの特徴や試験内容などについてご紹介します。
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Excelの資格取得メリット
Excelは、ビジネスにおいて非常に重要なツールの1つであり、多くの企業で必須スキルとなっています。エクセルの資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。
スキルアップにつながる
Excelの資格を取得することで、より高度なExcelの操作ができるようになるため、スキルアップにつながります。例えば、複雑な関数の使い方や、マクロの作成方法などを学ぶことができ、仕事の効率化につながります。Excel上のプログラミング言語であるVBAを理解することで、自動化ツールであるRPAなどの理解も深めることが可能です。また、Excel以外にも、ビジネスに必要なスキルを学ぶ機会が提供されます。例えば、プレゼンテーション技術やプロジェクト管理の基礎を学ぶことができる講座などがあります。
(こちらもチェック:「VBAとは?マクロとの違い・使い方を解説」)
(こちらもチェック:「エクセル(Excel)で業務効率化する方法8選 基礎から応用まで解説」)
(こちらもチェック:「【初心者向け】Excel(エクセル)の勉強法|効率よく習得するには?」)
ビジネスでのアピールポイントになる
Excelの資格を持っていることは、ビジネスにおいて有利に働きます。Excelをより効率的に使い、ビジネスの課題解決に貢献できることがアピールポイントとなります。また、Excelのスキルを持っていることで、データ分析や報告書作成といった業務にも携わることができます。さらに、さまざまなITシステムの根底にあるExcelのスキルを身につけることで、目的立脚でツールを利用したり設計したりすることができるため、自分自身がビジネスのリーダーとしての役割を果たすことができるようになります。
就職や転職で有利になる
Excelの資格を持っていることは、就職・転職の際に有利に働きます。昨今、労働市場において高いデジタルスキルを持つIT人材の需要は急増しています。Excelを活用できるスキルを持っていることは、多くの企業から求められるためであり、また、Excelを使った業務経験がある場合には、より高いポジションや給与を得ることができる可能性があります。さらに、Excelの資格を取得することで、自分の市場価値を高めることができます。
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おすすめのExcel資格5選
実務や就職活動に役立つExcel資格には、様々なものがあります。ここでは、おすすめのExcel資格について、代表的なものをご紹介します。
(こちらもチェック:「【初心者向け】Excel(エクセル)の勉強法|効率よく習得するには?」)
①MOS(Microsoft Office Specialist)
MOSとは、Microsoft Office Specialistの略称であり、Microsoft Office製品に関する資格のひとつです。Excelを含むWord、PowerPoint、Outlookなど、オフィスアプリケーション全般に関する資格を取得することができます。MOSは、初心者から上級者まで幅広く取得できる資格であり、各自のスキルレベルに合わせて、スペシャリストとエキスパートの2つのレベルから選択して受験することができます。
また、MOSは、現在、世界160か国以上で認定されており、グローバルに活躍することができます。MOSでは、試験に合格することで、各アプリケーションの基本的な操作方法から、高度な操作技術まで幅広いレベルのスキルを証明することができます。
スペシャリスト(一般レベル)の試験内容
一般レベルの試験では、基本的な関数(SUM、AVERAGE、MIN、MAX)の活用ができるかについてや、グラフの作成、データの整列、データのフィルタリング、ピボットテーブルの作成ができるかを判定する問題などが出題されます。
項目 |
内容 |
---|---|
ワークシートやブックの管理 |
・ブックにデータをインポートする ・ブック内を移動する ・ワークシートやブックの書式を設定する ・オプションと表示をカスタマイズする ・共同作業のためにコンテンツを設定する |
セルやセル範囲のデータの管理 |
・シートのデータを操作する ・セルやセル範囲の書式を設定する ・名前付き範囲を定義する、参照する ・データを視覚的にまとめる |
テーブルとテーブルのデータの管理 |
・テーブルを作成する、書式設定する ・テーブルを変更する ・テーブルのデータをフィルターする、並べ替える |
数式や関数を使用した演算の実行 |
・参照を追加する ・データを計算する、加工する ・文字列を変更する、書式設定する |
グラフの管理 |
・グラフを作成する ・グラフを変更する ・グラフを書式設定する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Excel 2019(一般レベル)」)
エキスパート(上級レベル)の試験内容
上級レベルの試験では、より高度な関数(VLOOKUP、IF、COUNTIF、SUMIFなど)、マクロの記録や編集、複数のシートやブックの管理、複雑なデータの解析、グラフの高度な編集、ユーザー定義関数の作成などが出題されます。
項目 |
内容 |
---|---|
ブックのオプションと設定の管理 |
・ブックを管理する ・共同作業のためにブックを準備する ・言語オプションを使用する、設定する |
データの管理、書式設定 |
・既存のデータを使用してセルに入力する ・データに表示形式や入力規則を適用する ・詳細な条件付き書式やフィルターを適用する |
高度な機能を使用した数式およびマクロの作成 |
・関数で論理演算を行う ・関数を使用してデータを検索する ・高度な日付と時刻の関数を使用する ・データ分析を行う ・数式のトラブルシューティングを行う ・簡単なマクロを作成する、変更する |
高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理 |
・高度な機能を使用したグラフを作成する、変更する ・ピボットテーブルを作成する、変更する ・ピボットグラフを作成する、変更する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Excel 2019 エキスパート(上級)」)
MOSの取得メリット
MOSは、オフィスアプリケーション全般に関する資格であり、Excel、Word、PowerPointなどのアプリケーションに関するスキルを証明することができます。多くの企業でこれらのアプリケーションを使った業務が行われているため、MOS資格を持っていることがアピールポイントになります。また、MOS資格を持っていることで、データ分析や報告書作成といった業務にも携わることができます。
また、MOS資格を持っていることで、より高いポジションや給与を得ることができる可能性があります。さらに、MOS資格を取得することで、自分の市場価値を高めることができます。
②Excel表計算処理技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験は、株式会社サーティファイが実施する、Excelのスキルを評価するための資格試験です。Excelの操作技術を証明するために、レベル別に1級、2級、3級の資格が用意されています。
■3級
Excel表計算処理技能認定試験3級は、Excelの基本的な操作技術を評価するための資格です。Excelを使って、表の作成やグラフの作成、関数の使い方など、基本的な操作を行うことが求められます。
■2級
Excel表計算処理技能認定試験2級は、Excelの中級的な操作技術を評価するための資格です。Excelを使って、複雑な表の作成やグラフの作成、関数の使い方など、中級的な操作が求められます。
■1級
Excel表計算処理技能認定試験1級は、Excelの高度な操作技術を評価するための資格です。Excelを使って、複雑な表の作成やグラフの作成、関数の使い方など、高度な操作が求められます。
Excel表計算処理技能認定試験は、Excelのスキルを証明するための評価基準として、多くの企業で認められています。また、Excelのスキルを磨くための目安としても活用されています。
Excel表計算処理技能認定試験の試験内容
1級 |
2級 |
3級 |
|
---|---|---|---|
試験方法 |
・知識試験 ・実技試験 |
・知識試験 ・実技試験 |
・実技試験 |
試験時間 |
・知識試験:15分 ・実技試験:90分 |
・知識試験:15分 ・実技試験:90分 |
・実技試験:60分 |
受験料 |
8,100円 |
7,000円 |
5,900円 |
認定基準 |
Microsoft Excel®を用いてビジネス社会における高度な表計算処理を行うことができる。 同時に、パソコン、表計算、ビジネス図表、ビジネス帳票、データベースに関する高度な実践的技能を駆使して業務処理を効率化することができる。 |
Microsoft Excel®を用いてビジネス社会における通常の表計算処理を行うことができる。 同時に、パソコン、表計算、ビジネス図表に関する実践的な技能を有している。 |
Microsoft Excel®を用いてビジネス社会における簡単なワークシートの作成とデータの入力を行うことができる。同時に、パソコン、表計算、ビジネス図表に関する基礎的な技能を有している。 |
出題形式 |
・表計算処理、およびMicrosoft Excelに関する知識 ・Microsoft Excelの操作によるxlsxファイル、xlsmファイル(1・2級のみ)の作成、編集 |
・表計算処理、およびMicrosoft Excelに関する知識 ・Microsoft Excelの操作によるxlsxファイル、xlsmファイル(1・2級のみ)の作成、編集 |
・Microsoft Excelの操作によるxlsxファイルの作成、編集 |
(出典:Excel表計算処理技能検定「試験について」)
Excel表計算処理技能認定試験の取得メリット
Excelを使った業務が多くの企業で行われているため、Excelのスキルを持っていることは就職や転職に有利に働きます。Excel表計算処理技能検定は、Excelのスキルを証明するための評価基準として、多くの企業で認められており、実践的な試験内容が特徴です。
また、Excel表計算処理技能検定を取得することで、より高度なExcelの操作技術を習得することができます。Excel表計算処理技能検定は、3級から1級までの資格が存在し、それぞれの試験範囲に応じた問題が出題されるため、各アプリケーションの高度な操作技術を学ぶことができる認定資格もあります。
Excelのスキルを身につけ、自分自身の成長やキャリアアップにつなげるために、Excel表計算処理技能検定に取り組んでみることをおすすめします。
③日商PC検定(データ活用)
日商PC検定(データ活用)は、ビジネスに必要なPCスキルを証明するための資格試験です。ExcelやWord、PowerPointなど、ビジネスでよく使われるアプリケーションのスキルを評価することができます。日本商工会議所が主催する試験であり、3級、2級、1級の3つのレベルが用意されています。
日商PC検定(データ活用)の資格取得によって、ビジネスでのスキルアップや、就職・転職の有利な条件につなげることができます。
1級 |
自ら課題やテーマを設定し、業務データベースを各種の手法を駆使して分析するとともに、適切で説得力のある業務報告・レポート資料等を作成し、問題解決策や今後の戦略・方針等を立案する。 |
---|---|
2級 |
Microsoft Excelを用い、当該業務に関する最適なデータベースを作成するとともに、適切な方法で分析し、表やグラフを駆使して業務報告・レポート等を作成する。 |
3級 |
Microsoft Excelを用い、指示に従い正確かつ迅速に業務データベースを作成し、集計、分類、並べ替え、計算、グラフ作成等を行う。 |
(出典:日商PC(データ活用)「各級のレベル」)
日商PC検定の試験内容
1級 |
2級 |
3級 |
|
---|---|---|---|
試験方法 |
・知識試験 ・実技試験 |
・知識試験 ・実技試験 |
・知識試験 ・実技試験 |
試験時間 |
・知識試験:30分 ・実技試験:60分 |
・知識試験:15分 ・実技試験:40分 |
・知識試験:15分 ・実技試験:30分 |
受験料 |
10,480円 |
7,330円 |
5,240円 |
合格基準 |
知識、実技の2科目とも70%以上 |
知識、実技の2科目とも70%以上 |
知識、実技の2科目とも70%以上 |
程度・能力 |
・知識 業務データの全ライフサイクル(作成、利用、流通、保存)を考慮し、社内における業務データの管理方法を提案できる ネット社会に対応したデジタル仕事術を理解し、自社の業務に導入・活用できる 情報セキュリティーやコンプライアンスに関し、社内で指導的立場となれる ・実技 企業実務で必要とされる表計算ソフト、文書作成ソフト、データベースソフト、プレゼンテーションソフトの機能、操作法を修得している 表計算ソフトの関数を自在に活用できるとともに、各種分析手法の特徴と活用法を理解し、目的に応じて使い分けができる |
・知識 企業実務で必要とされるハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する実践的な知識を身につけている 業務における電子データの適切な取り扱い、活用について理解している ソフトウェアによる業務データの連携について理解している ・実技 企業実務で必要とされる表計算ソフト、文書作成ソフトの機能、操作法を身につけている 表計算ソフトの関数を駆使して、業務データベースから必要とされるデータ、値を求めることができる 業務データを分析し、当該ビジネスの現状や課題を把握することができる |
・知識 データベース管理(ファイリング、共有化、再利用)について理解している 電子商取引の現状と形態、その特徴を理解している ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する基本的な知識を身につけている ・実技 企業実務で必要とされる表計算ソフトの機能、操作法を一通り身につけている 表計算ソフトにより業務データを一覧表にまとめるとともに、指示に従い集計、分類、並べ替え、計算等ができる 各種グラフの特徴と作成法を理解し、目的に応じて使い分けできる |
(出典:日商PC(データ活用)「1級」)
(出典:日商PC(データ活用)「2級」)
(出典:日商PC(データ活用)「3級」)
日商PC検定の取得メリット
日商PC検定は、3級から1級までの資格が存在し、それぞれのレベルに応じた操作技術が求められます。資格取得に向けて学習を進めることで、自分自身のスキルアップにつながります。また、日商PC検定には、各アプリケーションの高度な操作技術を学ぶことができる認定資格もあります。
加えて、日商PC検定は、多くの企業で認められており、ビジネスでのスキルアップにつながることが期待できます。そのため、就職・転職活動においても、日商PC検定の取得は有利な条件になることがあります。
④情報処理技能検定試験(表計算)
情報処理技能検定試験(表計算)は、表計算ソフトウェアを利用した業務に必要なスキルを評価するための資格試験です。Excel、OpenOffice Calcなどの表計算ソフトウェアを用いた、データ入力・計算、データの表示・整形・グラフ化・分析、関数の利用などが評価されます。
情報処理技能検定試験(表計算)には4級〜初段までのレベルがあり、それぞれで出題内容が異なります。そのため、自分の現在のレベルや目指しているレベルなどに応じて、取得する段階を検討すると良いでしょう。
情報処理技能検定試験(表計算)の試験内容
試験時間 |
試験基準 |
受験料 |
|
---|---|---|---|
4級 |
20分 |
・文字・数字の入力 ・列幅変更 ・計算式 ・合計・平均関数 ・罫線処理 ・表示形式(数字・数値の3桁ごとのコンマ・小数点など) ・%表示 ・表題・見出しの中央揃え ・文字列の左揃え・数字の右揃え ・印刷処理 |
1,800円 |
3級 |
30分 |
・4級基準を含む ・判断文 ・絶対参照 ・構成比率の計算 ・最大値・最小値の検索(MAX・MIN) ・端数処理関数(切り捨て・切り上げ・四捨五入など) ・順位付け(RANK) ・通貨表示(¥・$) ・日付表示 ・並べ替え(ソート) |
2,300円 |
準2級 |
30分 |
・3級基準を含む ・表検索(VLOOKUPなど) ・多重判断文(入れ子(ネスト)) ・論理演算子(AND・OR) ・日付の計算 ・セルの証明(セルの文字列化の印刷、準2級・2級のみ) ・グラフ作成(縦棒・横棒) |
2,600円 |
2級 |
30分 |
・準2級基準を含む ・表検索(VLOOKUPなど)の応用 ・多重判断文の応用 ・時刻の計算 ・グラフ作成(多様なグラフ) |
2,800円 |
準1級 |
30分 |
・2級基準を含む ・データベース関数 ・結果データの保存または数式印刷 |
3,100円 |
1級 |
30分 |
・準1級基準を含む ・文字列操作関数(LEFT・RIGHT・CONCATENATEなど) ・特殊関数(ABSなど) ・抽出および抽出後のデータ処理(合計・平均・ソートなど) ・データベース関数の応用 |
3,300円 |
初段 |
30分 |
・1級基準を含む ・テキストデータの読み込み ・シート間の処理 ・高度なグラフ ・複数のグラフ ・その他応用 |
5,300円 |
(出典:日本情報処理検定協会「情報処理技能検定試験 表計算」)
情報処理技能検定試験(表計算)の取得メリット
情報処理技能検定試験(表計算)の資格取得によって、ビジネスでのスキルアップや、就職・転職の有利な条件につなげることができます。初級から上級までのレベルを継続的に学習し、実務で活用することで、表計算スキルを磨くことができます。
また、情報処理技能検定試験(表計算)には、Excel、OpenOffice Calcなどの表計算ソフトウェアのスキルを証明することができる認定資格も存在します。これらの認定資格の取得によって、より高度なスキルを身につけることができます。
⑤VBAエキスパート(Excel)
VBAエキスパートは、Microsoft Office製品のVBAを使った自動化や効率化に関する知識やスキルを証明する資格です。この資格を取得することで、ExcelやAccessなどのOffice製品をより効率的に使いこなすことができます。また、ビジネスにおいてデータの集計や分析、管理業務を行っている方には、VBAエキスパートの知識は非常に役立ちます。
VBAエキスパート資格の受験者数は、2023年現在、数千人に上るとされています。この資格を取得することで、ビジネスプロセスを自動化し、生産性を高めることができます。
VBAエキスパート資格を取得するためには、VBAの基礎知識から応用的なスキルまで幅広い知識を身に付ける必要があります。オンライン講座や書籍を活用して学ぶことができますが、実際にOffice製品を使用しながら練習することも重要です。VBAエキスパート資格は、ビジネスにおいて非常に有用な資格であるため、取得を目指す方はぜひ挑戦してみてください。
VBAエキスパートの試験内容
レベル |
試験名 |
出題形式 |
試験方法 |
試験時間 |
合格基準 |
受験料 |
---|---|---|---|---|---|---|
ベーシック |
Excel VBA ベーシック |
・選択肢 ・ドロップダウンリスト ・クリック ・ドラッグ&ドロップ ・穴埋め記述 |
試験会場でパソコンを使用して受験 |
50分 |
650点〜800点/1000点 |
13,200円(税込) |
スタンダード |
Excel VBA スタンダード |
・選択肢 ・ドロップダウンリスト ・クリック ・ドラッグ&ドロップ ・穴埋め記述 |
試験会場でパソコンを使用して受験 |
50分 |
650点〜800点/1000点 |
14,850円(税込) |
ベーシック |
Access VBA ベーシック |
・選択肢 ・ドロップダウンリスト ・クリック ・ドラッグ&ドロップ ・穴埋め記述 |
試験会場でパソコンを使用して受験 |
50分 |
650点〜800点/1000点 |
13,200円(税込) |
スタンダード |
Access VBA スタンダード |
・選択肢 ・ドロップダウンリスト ・クリック ・ドラッグ&ドロップ ・穴埋め記述 |
試験会場でパソコンを使用して受験 |
60分 |
650点〜800点/1000点 |
14,850円(税込) |
(出典:VBAエキスパート「VBAエキスパートとは」)
VBAエキスパートの取得メリット
VBAエキスパートを雇用することで、ビジネスプロセスを自動化することができます。これにより、従業員の生産性が向上し、時間と労力を節約することができます。ビジネスプロセスの自動化により、人的ミスのリスクを減らすことができます。
また、VBAエキスパートを取得することで、VBAの専門知識と応用能力が証明されます。これにより、自分自身のスキルアップに繋がります。さらに、高度なプログラミングスキルを身につけることで、将来的なキャリアアップの可能性が高まるでしょう。
Excel資格の取得後の注意点
Excel資格を取得した後には、以下の点に注意する必要があります。
継続的なスキルアップをする
Excel資格取得後にスキルアップを継続することが重要です。Excelは常に進化しており、新しい機能や操作方法が追加されています。そのため、自分自身が最新の情報をキャッチアップすることで、より高度な操作技術を習得することができます。また、Excel以外にも、ビジネスに必要なスキルを学ぶことができます。
例えば、プレゼンテーション技術やプロジェクト管理の基礎を学ぶことができる講座などがあります。スキルアップには、オンライン講座や参考書、セミナーなどを活用することができます。Excel資格取得後には、スキルアップに取り組むことで、より高いレベルのエクセルスキルを習得し、ビジネスの現場で活躍することができるようになります。
実務で活用する
Excel資格を取得した後には、実務で活用することが大切です。Excelは、ビジネスの様々な場面で使用されます。そのため、自分自身がExcelを使って業務を効率化することができるようになることが望ましいでしょう。
Excelを使って、データ分析や報告書作成といった業務にも携わることができます。さらに、Excelのスキルを活かして、自分自身がビジネスのリーダーとしての役割を果たすことができるようになります。Excel資格取得後には、実務での業務経験を積むことで、エクセルスキルを磨くことができます。実務での業務経験を積むことで、より高度なエクセルスキルを身につけ、ビジネスの現場で活躍することができます。
キャリアアップにつなげる
Excel資格を取得した後には、キャリアアップにつなげることが大切です。Excelを活用できるスキルを持っていることは、多くの企業から求められるためです。また、Excelを使った業務経験がある場合には、より高いポジションや給与を得ることができる可能性があります。
Excelのスキルを活かして、自分自身の市場価値を高めることができます。例えば、Excelのスキルを持っていることが、転職先での業務に必要である場合には、より高い報酬を得ることができる可能性があります。
Excel資格取得後には、自分自身が目指すキャリアパスを明確にし、そのために必要なスキルや経験を積んでいくことが大切です。キャリアアップに取り組むことで、より高いポジションや給与を得ることができるだけでなく、自分自身の成長を実感することができます。
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Excel資格に関するよくある質問
Q1:Excel資格にはどんなものがありますか?
A1:Excelの資格としては、Microsoft Office Specialist (MOS)やExcel表計算処理技能認定試験、VBAエキスパートなどがあります。それぞれ出題内容や難易度、レベルなどが異なるため、自分に合った資格を選んで試験を受けることをおすすめします。
Q2:MOSは独学で取れますか?
A2:MOSは独学でも取得可能です。オンライン講座や参考書などを活用して勉強することができます。MOSには、WordやPowerPointなどのアプリケーションに関する資格もあります。独学で勉強する場合でも、試験対策の問題集や模擬試験を用いることで効率的に学習することができます。
Q3:Excelの資格で就職に役立つものはありますか?
A3:多くの企業でExcelのスキルを求められるため、資格を持っていることがアピールポイントになります。また、エクセルを活用した業務で実績を残している場合には、より高いポジションや給与を得ることができる可能性があります。Excelを使った業務は、財務分析やデータ処理、情報管理など幅広い分野で行われているため、Excelのスキルを持っていることは就職において有利に働くことが期待できます。
まとめ
Excelのスキルを証明する資格には、様々なものがあります。MOS資格やExcel表計算処理技能認定試験などの資格を取得することで、自身のスキルを証明したり、その学習の過程でスキルアップを実現したりといったメリットを得ることができます。しかし、資格を取得するだけではそこで得たスキルを活かすことはできません。実務の中でスキルを発揮することができるような工夫をすることで、業務効率や生産性を向上することができます。