LMS(学習管理システム)とは メリットや機能、導入の流れを解説
目次[非表示]
- 1.LMS(学習管理システム)とは何か?
- 2.LMSの歴史
- 2.1.従来のeラーニングの課題
- 2.2.近年のLMSによる効果
- 3.LMSの種類とは
- 4.LMSの機能と役割
- 4.1.受講者・教材の管理
- 4.2.受講者の進捗状況の管理
- 4.3.受講者への指導の機能
- 5.LMSの使用シーン
- 6.LMSのメリット
- 7.LMSの利用がおすすめな人
- 8.LMSの導入を検討する際の比較ポイント
- 8.1.教材の作成はできるか
- 8.2.どのようなデバイスに対応しているか
- 8.3.希望する導入形態か
- 8.4.目的に即した機能があるか
- 8.5.サポートは十分か
- 9.LMSの選び方と導入の流れ
- 9.1.社内要件を確認し、情報収集をする
- 9.2.企画の立案
- 9.3.ベンダーの選定、契約の締結
- 9.4.環境構築、運用準備
- 9.5.運用の開始
- 10.LMSのトレンド
- 10.1.スマホ対応のLMS
- 10.2.一元管理が可能なLMS
- 10.3.オンライン授業におすすめなZoom連携
- 10.4.なりすましを防ぐ顔認証
- 11.従業員の研修ならリンクアカデミー
- 11.1.受講者任せの学習にしないために
- 11.2.学習効果を最大化させるために
- 12.まとめ
- 13.LMSに関するよくある質問
昨今は人材育成の手法として、集合研修や社内研修だけではなくeラーニングも積極的に活用されています。eラーニングを導入を検討する際に、よく耳にするものが「LMS」です。LMSを有効に活用することで、eラーニングだけではなく研修による学習効果を高めることができます。しかし、LMSについて具体的な内容やメリットなどを詳しく把握していないという方もいるのではないでしょうか。本記事では、学習効果を高めるLMSについて、その内容やメリット、導入の流れなどをご紹介します。
LMS(学習管理システム)とは何か?
LMSとは、「Learning Management System」の頭文字を取ったものであり、「学習管理システム」のことを指します。LMSは、インターネット上で学習や勉強を行うeラーニングの実施に必要な教材の配信、受講者の学習状況や成績の管理などを行うために活用されています。
LMSの歴史
従来のeラーニングの課題
eラーニングが普及する以前は、対面での集合研修やCD-ROMを教材とした学習方法が一般的でした。これらの学習方法は、研修の開催やCDの配布を行うことで受講者は学習を開始することができていましたが、研修実施後の定期的な学び直しや実際の学習状況の確認などを管理者が行うことが困難であるという欠点がありました。インターネット技術の発展に伴い、eラーニングによる学習が確立されてくると、それまでよりも学習教材の配布や更新がスムーズになると共に、学習状況の確認や成績の把握ができるようになりました。
しかし、学習が便利になる一方で以下のような問題がeラーニングで指摘されるようになりました。
■関係者でない人物が教材を利用する可能性がある
■学習の手順を受講者ごとにアナウンスする手間がかかる
■受講者の学習状況を管理するために時間がかかる
このようなeラーニングの課題を解決するための手段の1つがLMSです。
近年のLMSによる効果
LMSは、eラーニングを実施する際の「プラットフォーム」として利用されています。プラットフォームとは、主にITの領域で用いられている言葉であり、「様々なサービスやアプリケーションを集約する場所」という意味を持っています。例えば、スマートフォンには多くのアプリケーションがありますが、これらはOSというプラットフォームに集約されて機能しています。
OSと同様に、LMSはeラーニングにおける教材や受講者の情報、学習進捗の情報といった様々な要素を集約して管理することができるシステムです。LMSの普及により、それまで時間や手間がかかっていた受講者の登録管理や学習管理、学習プログラムの適切なアナウンスなどを一元管理・効率化することができるようになりました。
LMSの種類とは
一口にLMSといっても、その特徴によって「オンプレミス型」や「クラウド型」といった種類があります。ここでは、代表的なLMSの種類についてご紹介します。
①オンプレミス型
「オンプレミス」とは、システムやソフトウェアなどを自社のサーバー内で構築・管理をする形式を指すIT用語です。オンプレミス型のLMSでは、LMSのシステムを自社のサーバーの中で構築して利用することになります。オンプレミス型のLMSは自社内のサーバーで構築するため、目的に応じたカスタマイズや内容の修正などを行いやすくなります。自社の利用状況や活用方法に合わせて、柔軟に手を加えることができる点が大きなメリットです。
②クラウド型
クラウド型のLMSは、ベンダー(サービス提供者)が用意したクラウド上のサーバーに構築されたLMSを、インターネットを通じて利用する形式のLMSです。クラウド型のLMSは、自社内でサーバーを用意する必要がないため、初期設計やセットアップが行いやすく、すぐに利用を開始しやすいといったメリットがあります。オンプレミス型と比較すると、インターネットを通じて通信をする分セキュリティ面での不安がありますが、昨今ではセキュリティを強化したサービスが増えてきており、導入の手軽さのため人気が上がっています。
③特化型
特化型のLMSは、特定のテーマや領域に特化した学習の提供や管理を行うLMSです。特化型のLMSは業界や職種、学習内容によって特化した内容やシステムを構築しているため、機能が絞られており利用の際に分かりやすいといった点や、導入コストを抑えることができるといった点でメリットがあります。一方で、内容を特化させている分、定められた用途以外では拡張性や汎用性に欠けている部分があるため、注意が必要です。
④統合型
統合型のLMSは、特化型のLMSとは対照的に、様々な種類の学習内容や利用用途に対応したLMSです。統合型のLMSはeラーニングの教材や受講者、学習状況の管理だけではなく、企業内での研修の受講状況や出欠の確認なども行うことができます。多くの企業では、eラーニングと研修を組み合わせて実施している場合が多いため、全体の育成プログラムを一元管理ができる点で大きなメリットがあります。一方で、機能が多岐にわたっているため、使用の目的を明確にして自社に合ったものを選ぶことが必要になります。
LMSの機能と役割
eラーニングや研修を一元管理できるLMSですが、具体的にどのような機能や役割があるのでしょうか。主なLMSの機能について確認しておきましょう。
受講者・教材の管理
LMSの機能の1つとして、「受講者や教材の管理」があります。LMSの登場により、それまで属人的に管理していた受講者や教材の情報を効率的に管理することができるようになりました。例えば、「管理職を対象にしてマネジメントの講座を来月から開始する」「新入社員に対して4月からビジネスマナーの教材を受講させる」といった対象や教材、時期などを指定して学習を開始することができます。具体的な機能として、以下のようなものが挙げられます。
■受講者の登録や削除
■受講者のグループ分け
■受講するプログラムの登録
■教材の登録や削除
■教材の公開時期の登録
■プログラムに応じた教材のアナウンス
■学習状況に応じたコースの選択・分岐
受講者の進捗状況の管理
受講者の学習進捗状況の管理も、LMSの代表的な機能の1つです。LMSを活用することで、多くの受講者がそれぞれどこまで学習を進めているか、どの程度の習得度にあるかといった情報を管理することができるようになります。進捗状況は管理者側だけではなく、受講者側にも通知することができるため、自分がどこまで学習を進められているのかをすぐに把握することができます。
受講者への指導の機能
LMSは受講者が教材により学習をするだけではなく、受講者に対する指導を行う機能もあります。LMSにおける指導として、学習した内容に応じたレポートの出題やその採点・評価、受講者からの質問の収集や回答の送付・公開などが挙げられます。指導機能を活用することで、LMS上でのコミュニケーションを基にして、受講者は更に学習を深めたり、前に進めたりすることができます。
LMSの使用シーン
LMSは主にeラーニングのような研修システムにおいて、受講者の学習状況や成績を管理するために使用されています。LMSは受講者にとっては学習ポータルサイトとして、様々な情報が集約されている場所であり、一連の学習行動を行うことができるものです。これに加えて、LMSは個人個人の学習だけではなく、コミュニケーションツールとして活用される場合があります。受講者同士や受講者とインストラクターの間で情報交換や指導を行うことができる機能が搭載されることが多いでしょう。
近年では、LMSを介して受講者と講師が同じ時間に集まり、オンライン研修を実施することができるようになっているため、リアルタイムでの学習をサポートするシステムにもなっていると言えるでしょう。
また、教材や講義による学習だけではなく、LMSを社内インフラとして活用する企業も見受けられます。このような場合には、社内の連絡事項や共有事項、提出物の管理などをLMSを活用して行うことで、スムーズな情報共有を狙っています。
LMSのメリット
受講者側のメリット
LMSを活用することで、受講者には以下のようなメリットが生まれます。
■学習する内容に関して、どのような教材から学習を始めればいいのかが分かる
■自分がどこまで学習を進めたのかといった、進捗状況が分かる
■進捗状況に応じたプログラムや分岐が提示されるため、自分に合った学習プロセスを踏むことができる
■テストの結果が一覧で分かるため、自分の得意分野と苦手分野が把握できる
講師側のメリット
受講者に対して教育や指導を行う講師側にとって、LMSを活用することで以下のようなメリットが生まれます。
■受講者ごとの学習状況や習得度合いが分かるため、個別での指導が行いやすくなる
■テストの実施状況や結果、時間などが自動で集計されることで、添削や確認をする手間が省ける
■受講者全体の苦手分野などのデータがサーバー上に保存されるため、分析をしやすくなる
管理者側のメリット
eラーニングや研修の管理者から見たLMSのメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
■管理システムを1から自分で作る必要がないため、導入するまでのハードルやコストを下げることができる
■受講者の学習状況や成績などを一括で把握することができるため、確認コストを抑えることができる
■受講者のデータや成績などを確認して、育成プログラムの軌道修正を行うことができる
ただし、LMSの導入だけになってしまうと、受講者の学習状況や習得度合いなどのデータを活用できずに終わってしまいます。データを活用することで、受講者の学習習熟度を上げるためのサポートや、育成戦略を描くことができます。学習が受講者任せにならないよう、しっかりと育成をデザインしていきましょう。
LMSの利用がおすすめな人
eラーニングや研修での学習をサポートするLMSですが、以下のような人は特に利用をおすすめします。
■eラーニングを活用したい人
eラーニングを導入して活用したい人にとって、LMSの有無は大きな影響があります。LMSを導入することで、受講者の知識習得をよりスムーズにすることができます。
■学習を効率化したい人
学習状況や成績の管理の手間を省くことで、学習の効率化を図ることができます。学習を効率的に行いたい人にも、LMSはおすすめです。
■組織の学習を仕組み化したい人
組織やチームの学習を仕組み化したい人にとって、LMSは有効なシステムです。LMSを活用することで、学習プログラムの最適化を行うことができるでしょう。
LMSの導入を検討する際の比較ポイント
教材の作成はできるか
eラーニングを実施するためには、学習教材をある程度準備しておく必要があります。学習教材は外部のものを活用することもできますが、自社の状況に合わせた教材の作成や既にある資料を活用することが多いでしょう。その際に、既存の資料を教材にすることができるかや、LMSで自社独自の教材を作成することができるかなどは大切な確認事項です。
どのようなデバイスに対応しているか
LMSがどのようなデバイスに対応しているかということも、比較検討をする際の大切なポイントです。eラーニングによる学習は、いつもPCを開いて行うわけではありません。移動中などの隙間時間で学習を実施する人は多いため、スマートフォンやタブレットのようなデバイスにも対応していると、学習効率を向上することができます。
希望する導入形態か
導入を検討しているLMSが、自社の環境やニーズに合った形態かどうかも確認しておきましょう。まずは一部の部署やチームで導入するか、全社的に一度に導入するかといった導入規模だけではなく、オンプレミス型なのかクラウド型なのかといった導入形式についても検討することが大切です。導入形態が自社と合っていない場合には、使いたい時に使えなくなる不具合が生じることがあるため、サービス提供者としっかり話し合うことをおすすめします。
目的に即した機能があるか
基本的なLMSの形態を確認した後には、実際に自社でLMSを導入する目的に即した機能があるかを確認します。受講者の管理方法や、学習状況の把握方法など、自社のニーズに沿った機能を実装することができるかどうかは漏らさないようにしましょう。また、自社で利用している他のソフトウェアやシステムとの連携や、デザインの変更といった細かい部分についても機能を活用することができるため、カスタマイズ性に対する確認も必要です。
サポートは十分か
LMSは導入して終わりではなく、利用し続けることで望んでいた効果を得ることができます。そのため、LMSの提供だけではなく、導入後のサポートが十分であるかについても確認をしておくことが大切です。LMS全体の操作方法のレクチャーや、メンテナンスの頻度、ヘルプ機能の有無など、どのようなサポート体制が整っているかについて、サービス提供者に聞いておくことをおすすめします。
LMSの選び方と導入の流れ
社内要件を確認し、情報収集をする
LMSの導入と利用は、あくまで手段であり目的ではありません。そもそもなぜLMSを導入するのかといった目的や、目的のためにはどのような機能やサービスが最適であるかといった、社内での要件確認と情報収集を行うようにしましょう。
収集する情報としては、人材育成で現在抱えている課題や今後目指していく方向性、現場で求められている知識やスキルといったものが当てはまります。この際、現場の従業員に対するインタビューやアンケートの実施と共に、経営層との方針のすり合わせを行うことで、現状や目指す方向性のどちらも把握することができるようになるでしょう。
企画の立案
情報収集を行った後には、今後の育成体系についての企画を立案しましょう。階層や職種といった区分けにおいて、どのような知識やスキルが必要であるかや、具体的にどのような順番で習得を促すと効果的であるかなどについて検討・整理を行います。
例えば、新入社員については、まずはビジネスマナーについての学習をしてもらい、セルフコントロールの方法やコミュニケーション、ロジカルシンキングといったスキルを徐々に学んでもらうようなプロセスが考えられます。
ベンダーの選定、契約の締結
ある程度企画が固まってきた後には、実際にベンダーの選定を行います。まずはインターネットを活用して、資料請求やベンダー主催のセミナーに参加するなどを行うとより多くの情報を集めることができるでしょう。ベンダーについての情報を収集した上で、目的に合致しそうなベンダーと直接やり取りを行うことで、よりスムーズに話を進めることができます。
また、ベンダーと直接やり取りをする際にはあらかじめある程度予算を設定しておくことが大切です。予算を設定しておくことで、その範囲の中でどのような機能やサポートを利用することができるかを比較検討しやすくなります。
ベンダーからの提案を受けて、内容に合意した後には契約の締結を行います。この際、必要な契約書類についてはベンダーがフォーマットを用意しているため、確認しましょう。
環境構築、運用準備
導入するLMSに応じて、自社内での環境構築を行いましょう。環境構築については、ベンダーに必要な環境について確認した上で取り組むとスムーズです。クラウド型のLMSの場合には、特殊なカスタマイズが無い場合には比較的環境構築の手間が少なく済むことが多いでしょう。
また、システム側の環境構築をすると共に運用をするための準備も行う必要があります。運用準備としては、管理方法の決定や受講者へのアナウンス、教材の確認などが該当します。運用準備が不十分な場合には、運用の開始が遅れてしまうことがあるため、しっかりと確認項目をリストアップして実行するようにしましょう。
運用の開始
運用を開始した直後には、多くの場合受講者からの問い合わせが発生します。ログインの方法や受講の手順などをあらかじめマニュアル化しておくこともできますが、リアルタイムに対応できるようにベンダーとも協力して社内のサポート体制を整えておきましょう。
LMSのトレンド
スマホ対応のLMS
従来はeラーニングを利用するためには、会社のPCでインターネットに繋ぐ必要がある場合が多く見受けられました。しかし、近年はスマートフォンが普及していることも影響して、移動中や隙間時間などを活用して学習を実施することに対するニーズが増えてきています。このニーズに応えるために、スマートフォン対応のLMSも多くなってきています。
スマートフォンに対応する際、PCの画面サイズや機能に合わせたLMSでは、表示や操作性について不十分な部分があります。そのため、スマートフォンのサイズや操作方法に合わせたデザインや操作性が求められるようになっています。その中で、現在はレスポンシブデザインといった、PCとスマートフォンのどちらでも最適な表示や操作ができるサービスが普及しています。
加えて、Webブラウザからのアクセスだけではなく、スマートフォン専用のアプリケーションが用意されている場合も増えています。アプリケーションでは、更に操作性が向上しているため、今後eラーニングの主流となっていくことが予想されます。
一元管理が可能なLMS
企業においては様々な分野や領域の知識やスキルが必要となる場合が多いため、LMSも1つではなく複数活用しているケースがしばしば見受けられます。また、LMSではなくその他のアプリケーションやオンラインサービスを利用したり、社内研修を活用したりといったことがあります。この場合には、それぞれで学習した内容やその習得状況などがバラバラに管理されているため、一元的な管理を行うことができません。
そのような複数のLMSの利用や学習形態に対応して、その学習データを一元的に管理することができるデータベースを、LRS(Learning Record Store)と呼びます。LRSを活用することで、複数の学習プログラム同士での情報共有や、学習データの分析などを行うことができます。更に、学習者の情報を集約・整理することで、ハイパフォーマーの持っている傾向や特性などを分析して、より効果的な人材育成に繋げることもできるようになります。
オンライン授業におすすめなZoom連携
新型コロナウイルスの蔓延により、リモート会議の利用が増加しました。その中で、ZoomやGoogle Meetのようなオンライン会議サービスの需要も高まっています。このような状況の中で、LMSについてもZoomと連携する機能を搭載したものが増えてきています。LMSとZoomを連携させることで、オンライン授業をLMSでの育成カリキュラムに組み込みやすくなっており、オンライン授業を実施した後のアンケート回答やレポートの提出などを一連のプロセスで行うことができるようになりました。
オンライン授業の実施からアンケートの回答、レポートの提出をスムーズに行うことで、これまでのオンライン授業よりも学習効率を向上させることができるようになっています。また、これまでオンライン授業やオンライン研修、ウェビナーを受講する際には、別途Zoomに接続する必要がありましたが、LMSをZoomと連携させることでLMS上から直接Zoomに接続することができるようになるため、よりストレスを低減させることができるようになっています。
なりすましを防ぐ顔認証
eラーニングの教材やオンライン授業の内容は、場合によっては企業の競争優位性の源泉となっている要素を含んでいる場合があります。そのような情報に万が一外部の人間がアクセスできる状況になってしまうと、重要な情報が流出してしまうリスクがあります。
そのような不正アクセスやなりすましによる接続を防ぐために、顔認証機能を搭載したLMSも登場しています。顔認証機能を活用することで、受講の際に受講者の確認を行なったり、試験の際の本人確認を実施したりすることができます。活用方法として、例えば試験の開始前にデバイスのカメラで撮影した画像データと、事前に提出された本人の顔写真を照らし合わせて不正受験の帽子や出欠の確認などを行うことが挙げられます。
顔認証機能の活用により、試験や授業の信頼性を高めることができるため、今後より普及が進んでいくことが予想されます。
従業員の研修ならリンクアカデミー
受講者任せの学習にしないために
リンクアカデミーでは、LMSを活用した研修も取り扱っており、受講状況を把握し、目標のペースに対して遅れている受講者に対するフォローを行っていきます。適切なペースで、受講者が期間内に受講を終え、学習効果が得られるようご支援をさせていただきます。
学習効果を最大化させるために
学習効果を最大化させるためには、現在地の可視化が効果的です。弊社では、研修の前後にスキルサーベイを行い、研修前の現在地や、研修後の成長度合いを可視化していきます。
受講者は研修前に自身の現在地を知ることで、適切なレベルでの受講をすることができますし、研修後の成長度合いを見て明確な成長実感を得ることで、自律的かつ主体的な学習姿勢の獲得も目指していきます。
まとめ
LMSとは、eラーニングや社内での研修などの管理を一括で行うことができるシステムです。LMSを活用することで、受講者の登録や管理、学習状況の確認などをスムーズに行うことができるため、全体の学習効率を向上させることができます。LMSを導入する際には、まずは自社内で必要な知識やスキルの要件を整理し、それに応じてLMSの機能やサービス内容を比較することが大切です。自社に合ったLMSを導入することで、人材育成の効果を高めましょう。
LMSに関するよくある質問
Q1:LMSとは?
A1:LMSとは、「Learning Management System」の頭文字を取ったものであり、「学習管理システム」のことを指します。LMSは、インターネット上で学習や勉強を行うeラーニングの実施に必要な教材の配信、受講者の学習状況や成績の管理などを行うために活用されています。
Q2:LMSのメリットは?
A2: LMSを利用することで、受講者、講師、管理者のそれぞれで以下のようなメリットがあります。
■受講者側のメリット
・学習する内容に関して、どのような教材から学習を始めればいいのかが分かる
・自分がどこまで学習を進めたのかといった、進捗状況が分かる
・進捗状況に応じたプログラムや分岐が提示されるため、自分に合った学習プロセスを踏むことができる
・テストの結果が一覧で分かるため、自分の得意分野と苦手分野が把握できる
■講師側のメリット
・受講者ごとの学習状況や習得度合いが分かるため、個別での指導が行いやすくなる
・テストの実施状況や結果、時間などが自動で集計されることで、添削や確認をする手間が省ける
・受講者全体の苦手分野などのデータがサーバー上に保存されるため、分析をしやすくなる
■管理者側のメリット
・管理システムを1から自分で作る必要がないため、導入するまでのハードルやコストを下げることができる
・受講者の学習状況や成績などを一括で把握することができるため、確認コストを抑えることができる
・受講者のデータや成績などを確認して、育成プログラムの軌道修正を行うことができる
Q3:LMSの比較ポイントは?
A3:LMSを比較する際には、以下のようなポイントを意識しましょう。
■自社で教材の作成はできるか
■どのようなデバイスに対応しているか
■オンプレミス型やクラウド型、導入規模など形態は希望するものか
■目的に即した機能があるか
■導入後のサポートは十分か