MOS資格とは?出題内容や難易度、受験方法、勉強方法を徹底解説
目次[非表示]
- 1.MOS資格(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)とは?
- 1.1.MOS資格の試験科目・バージョン・レベル
- 1.2.MOS資格が活かせる環境
- 2.MOS資格の取得メリット
- 2.1.効率的なソフトウェアの活用
- 2.2.生産性の向上
- 2.3.Excelの活用
- 2.4.PowerPointの活用
- 2.5.Wordの活用
- 2.6.信頼性の向上
- 3.MOS資格は企業の生産性向上にどのように影響するのか?
- 4.MOS資格の出題内容・難易度【科目別】
- 4.1.Wordの出題内容・難易度
- 4.2.Excelの出題内容・難易度
- 4.3.その他科目の出題内容・難易度
- 5.MOS資格を受験する方法
- 6.MOS資格に合格するための勉強方法
- 6.1.MOSテキストを使用した学習
- 6.2.MOS試験対策講座の受講
- 7.MOS資格取得後の履歴書の書き方
- 7.1.スキルとして記入する
- 7.2.実績とともに記入する
- 8.Office研修ならリンクアカデミー
- 9.MOS資格に関するよくある質問
- 10.まとめ
昨今のビジネスシーンでは、ExcelやWord、PowerPointなどMicrosoft Office製品を活用した業務が不可欠なものになっています。Microsoft Office製品の機能は多岐に渡りますが、それを使いこなすことができることを証明する資格として、MOS資格があります。本記事では、業務効率化や就職活動などに役立つMOS資格について、その内容をご紹介します。
MOS資格(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)とは?
MOS(Microsoft Office Specialist)は、Microsoft Office製品(Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook、SharePointなど)の能力を認定する資格です。MOS資格は、業務効率の向上や就職・転職に有利なことから、ビジネスパーソンや学生を中心に広く受けられています。
MOS資格を受験している人の数は年々増加しており、2022年12月時点では、累計4,875,882名に達しています。
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MOS資格の試験科目・バージョン・レベル
MOS資格には様々な試験科目やバージョン、レベルがあります。MOS資格を取得するには自分に合った試験科目やバージョン、レベルを選び、受験をすることをおすすめします。ここでは、MOS資格の試験科目、バージョン、レベルについてその内容をご紹介します。
■試験科目
MOS 資格の試験科目は、Office の主要なアプリケーションに基づいています。MOS 資格の主要な科目には以下のようなものがあります。
科目 |
試験コード |
---|---|
Word |
Word 2019 Core (77-725) |
Excel |
Excel 2019 Core (77-727) Expert (77-728) |
PowerPoint |
PowerPoint 2019 (77-729) |
Access |
Access 2019 Core (77-730) Expert (77-731) |
Outlook |
Outlook 2019 (77-731) |
MOS 資格は、Office の新しいバージョンがリリースされる度に、新しい試験バージョンが作成されます。MOS 資格は、基本的には最新バージョンの Office 製品を対象としており、現在の最新バージョンは Office 2019 です。また、MOS 資格は最新ではないバージョンの Office 製品に対しても利用可能であり、Office 2016、2013、2010、2007 に対応しています。
■試験レベル
MOS 資格には、以下の 3 つのレベルがあります。
・MOS: Microsoft Office Specialist
Office 製品の基本的な機能を習得した上で取得できる初級資格です。
・MOS Expert: Microsoft Office Specialist Expert
より高度な機能を習得した上で取得できる上級資格です。
・MOS Master: Microsoft Office Specialist Master
MOSとMOS Expertの試験に合格し、さらに一定の条件を満たした場合に取得できるマスター資格です。
■受験方法と試験形式
MOS 資格の試験は、オンラインまたはプロクター監督下で受験することができます。試験は、複数の問題から構成され、制限時間内に解答する必要があります。
■おすすめのMOS資格
様々な試験科目などがあるMOS資格ですが、まずはWordやExcelの受験・取得をおすすめします。ビジネスシーンでは、基本的な書類の作成やデータの処理などを行う必要がある場面が多くなります。そのようなシーンで活用できるスキルを身につけておくことで、業務を効率化することができるとともに、様々な業務に対応することができるようになるでしょう。
MOS資格が活かせる環境
MOS 資格を活用できる環境は多岐にわたります。主にMOS資格を活かすことができる環境について、代表的なものをご紹介します。
■ビジネス
ビジネスで必要とされる文書作成やデータ処理などのスキルを証明することができます。特に、Excel を活用したデータ分析やグラフ作成のスキルは、多くの企業で重要視されています。また、PowerPoint を活用してプレゼンテーションを作成するスキルは、プレゼン資料作成の必須スキルとして求められることがあります。
■学生
学生の場合、卒業論文やレポートなどの文書作成や、Excel を活用したデータ分析やグラフ作成などが求められます。MOS 資格を取得することで、そのスキルを証明することができ、就職活動時にもアピールポイントとなります。
MOS資格の取得メリット
MOS資格を取得することで、様々なメリットを得ることができるようになります。ここでは、MOS資格を取得することで得られるメリットについて、代表的なものをご紹介します。
効率的なソフトウェアの活用
MOS資格は、Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品を効率的に使用するスキルを証明するものです。これは、自分自身と雇用主の両方にとって貴重な資産となり、タスクを迅速かつ正確に完了することができます。MOS資格を取得することで、数式、マクロ、テンプレートなどの高度な機能を使いこなすことができ、多くの時間を節約できます。
生産性の向上
先述したように、MOS資格を持つ社員は、タスクをより効率的に完了できるため、企業の生産性が向上します。特に、ジャーナリズム、マーケティング、事務作業など、即時の対応が求められる分野では、MOS資格が役立ちます。MOS資格を持つことで、より正確に、迅速に、効果的に仕事をすることができ、他のタスクやプロジェクトに時間を割くことができます。
Excelの活用
MOS資格を持つことで、Excelを使って複雑なデータを処理し、タスクを自動化することができます。データドリブンな業界では特に役立ちます。たとえば、Excelを使ってグラフ、表、ピボットテーブルを作成することができ、大量のデータセットを分析し、より正確な意思決定をすることができます。
PowerPointの活用
MOS資格を持つことで、PowerPointを使って迅速かつ効率的にプレゼンテーションを作成し、編集することができます。セールス、マーケティング、教育など、プレゼンテーションが頻繁に必要な分野では特に役立ちます。MOS資格を持つことで、視覚的に魅力的なプレゼンテーションを作成し、聴衆の注意を引きつけ、効果的にメッセージを伝えることができます。
Wordの活用
MOS資格を持つことで、Wordで文書を作成し、編集する能力が証明されます。ジャーナリズム、出版、コンテンツ作成など、多くの文書作成が必要な分野では特に役立ちます。MOS資格を持つことで、高度な書式設定、スタイル、テンプレートを使用して、読みやすく理解しやすいプロフェッショナルな文書を作成することができます。
信頼性の向上
MOS資格を取得することで、Microsoft Office製品の教育とトレーニングを受けたことが証明されることになります。そのため、MOS資格を取得している従業員がいることで、クライアントやパートナー企業からの信頼性が高まります。また、MOS資格は世界的に認められているため、国際ビジネスの場でも特に価値があります。
MOS資格は企業の生産性向上にどのように影響するのか?
MOS資格を持つ社員は、より多くのタスクをより早く完了できるため、企業の生産性を向上させることができます。例えば、MOS資格を持つ社員は、Excelを使って複雑なデータを処理し、自動化することができます。また、PowerPointを使って、プレゼンテーションの作成や修正を迅速に行ったり、Wordを使って文書の作成や編集をスムーズに行ったりすることができます。
MOS資格を持つ社員は、Microsoftのソフトウェアを効率的に活用することができるため、仕事の生産性が向上し、時間の節約につながります。
さらに、MOS資格を持つ社員は、教育や訓練を受けたことを証明することができるため、顧客やパートナー企業からの信頼性が高まります。これは、自社が顧客から選ばれやすくするために有効です。
昨今では多くの企業で自動化ツールやRPA導入などが積極的に進んでいますが、現場レベルで使いこなせていない、生産性が上がり切っていないことが課題となっています。その際にMOS資格取得を1つ目のステップにすることで、個人のITスキルアップが、組織の生産性向上に繋げることが可能なため、育成の点でも注目されています。
MOS資格の出題内容・難易度【科目別】
では、MOS資格はどのような課題が出題されるのでしょうか。MOS資格は大きく分けて「一般レベル」と「上級レベル(エキスパートレベル)」の2つのレベルに分けられています。それぞれの出題内容を把握しておくことで、受験の際にどのレベルから学習を始めるのかを検討することができます。
Wordの出題内容・難易度
WordのMOS資格の一般レベルは、文書の作成と編集に焦点を当てたものです。このレベルでは、文書のフォーマット、スタイル、テンプレートの使用方法、表、図、画像の挿入方法、段落や文字列の書式設定などについての知識が求められます。このレベルの問題は、基本的な文書の作成と編集に関するものが多く、約1時間で受験することができます。
一方、WordのMOS資格の上級レベルは、より高度な文書の作成と編集に焦点を当てたものです。このレベルでは、長文書の作成、参照、複数のセクションや列の作成、目次や索引の作成、高度な書式設定、図表の編集、差し込み印刷などについての知識が求められます。このレベルの問題は、より高度な文書の作成と編集に関するものが多く、約1時間30分で受験することができます。
■一般レベルの出題内容
項目 |
内容 |
---|---|
文書の管理 |
・文書内を移動する ・文書の書式を設定する ・文書を保存する、共有する ・文書を検査する |
文字、段落、セクションの挿入と書式設定 |
・文字列や段落を挿入する ・文字列や段落の書式を設定する ・文書にセクションを作成する、設定する |
表やリストの管理 |
・表を作成する ・表を変更する ・リストを作成する、変更する |
参考資料の作成と管理 |
・参照のための要素を作成する、管理する ・参照のための一覧を作成する、管理する |
グラフィック要素の挿入と書式設定 |
・図やテキストボックスを挿入する ・図やテキストボックスを書式設定する ・グラフィック要素にテキストを追加する ・グラフィック要素を変更する |
文書の共同作業の管理 |
・コメントを追加する、管理する ・変更履歴を管理する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Word 2019(一般レベル)」)
■上級レベル(エキスパートレベル)の出題内容
項目 |
内容 |
---|---|
文書のオプションと設定の管理 |
・文書とテンプレートを管理する ・共同作業用に文書を準備する ・言語オプションを使用する、設定する |
高度な編集機能や書式設定機能の利用 |
・文書のコンテンツを検索する、置換する、貼り付ける ・段落レイアウトのオプションを設定する ・スタイルを作成する、管理する |
ユーザー設定のドキュメント要素の作成 |
・文書パーツを作成する、変更する ・ユーザー設定のデザイン要素を作成する ・索引を作成する、管理する ・図表一覧を作成する、管理する |
高度なWord機能の利用 |
・フォーム、フィールド、コントロールを管理する ・マクロを作成する、変更する ・差し込み印刷を行う |
(出典:Microsoft Office Specialist「Word 2019 エキスパート(上級)」)
Excelの出題内容・難易度
MOS資格のExcelには、基本的な関数やグラフ、データの整列、データのフィルタリング、ピボットテーブルなど、一般的なExcelの機能についての問題が出題されます。
具体的には、一般レベルの試験では、基本的な関数(SUM、AVERAGE、MIN、MAX)、グラフの作成、データの整列、データのフィルタリング、ピボットテーブルの作成などが出題されます。また、シートの管理やブックの保存方法についても問われます。
一方、上級レベルの試験では、より高度な関数(VLOOKUP、IF、COUNTIF、SUMIFなど)、マクロの記録や編集、複数のシートやブックの管理、複雑なデータの解析、グラフの高度な編集、ユーザー定義関数の作成などが出題されます。
一般レベルの試験は、Excelをある程度使ったことがある方ならば合格できるレベルですが、上級レベルの試験は、より高度なExcelのスキルが必要であり、試験合格までには一定の学習時間が必要です。
■一般レベルの出題内容
項目 |
内容 |
---|---|
ワークシートやブックの管理 |
・ブックにデータをインポートする ・ブック内を移動する ・ワークシートやブックの書式を設定する ・オプションと表示をカスタマイズする ・共同作業のためにコンテンツを設定する |
セルやセル範囲のデータの管理 |
・シートのデータを操作する ・セルやセル範囲の書式を設定する ・名前付き範囲を定義する、参照する ・データを視覚的にまとめる |
テーブルとテーブルのデータの管理 |
・テーブルを作成する、書式設定する ・テーブルを変更する ・テーブルのデータをフィルターする、並べ替える |
数式や関数を使用した演算の実行 |
・参照を追加する ・データを計算する、加工する ・文字列を変更する、書式設定する |
グラフの管理 |
・グラフを作成する ・グラフを変更する ・グラフを書式設定する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Excel 2019(一般レベル)」)
■上級レベル(エキスパートレベル)の出題内容
項目 |
内容 |
---|---|
ブックのオプションと設定の管理 |
・ブックを管理する ・共同作業のためにブックを準備する ・言語オプションを使用する、設定する |
データの管理、書式設定 |
・既存のデータを使用してセルに入力する ・データに表示形式や入力規則を適用する ・詳細な条件付き書式やフィルターを適用する |
高度な機能を使用した数式およびマクロの作成 |
・関数で論理演算を行う ・関数を使用してデータを検索する ・高度な日付と時刻の関数を使用する ・データ分析を行う ・数式のトラブルシューティングを行う ・簡単なマクロを作成する、変更する |
高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理 |
・高度な機能を使用したグラフを作成する、変更する ・ピボットテーブルを作成する、変更する ・ピボットグラフを作成する、変更する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Excel 2019 エキスパート(上級)」)
その他科目の出題内容・難易度
MOS資格のPowerPoint、Access、Outlookの一般レベルの試験は、Officeをある程度使ったことがある方ならば合格できるレベルです。それぞれ以下のような出題内容となっています。
【PowerPoint】
MOS資格のPowerPointの試験では、プレゼンテーションの作成、編集、表示、印刷、配布に関する問題が出題されます。
項目 |
内容 |
---|---|
プレゼンテーションの管理 |
・スライド、配布資料、ノートのマスターを変更する ・プレゼンテーションのオプションや表示を変更する ・プレゼンテーションの印刷設定を行う ・スライドショーを設定する、実行する ・共同作業用にプレゼンテーションを準備する |
スライドの管理 |
・スライドを挿入する ・スライドを変更する ・スライドを並べ替える、グループ化する |
テキスト、図形、画像の挿入と書式設定 |
・テキストを書式設定する ・リンクを挿入する ・図を挿入する、書式設定する ・グラフィック要素を挿入する、書式設定する ・スライド上の図形を並べ替える、グループ化する |
表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入 |
・表を挿入する、書式設定する ・グラフを挿入する、変更する ・SmartArt を挿入する、書式設定する ・3Dモデルを挿入する、変更する ・メディアを挿入する、管理する |
画面切り替えやアニメーションの適用 |
・画面切り替えを適用する、設定する ・スライドのコンテンツにアニメーションを設定する ・アニメーションと画面切り替えのタイミングを設定する |
(出典:Microsoft Office Specialist「PowerPoint 2019(一般レベル)」)
【Access】
MOS資格のAccessの試験では、データベースの作成、テーブルの作成、クエリの作成、フォームの作成、レポートの作成、データベースの管理に関する問題が出題されます。
■一般レベルの出題内容
項目 |
内容 |
---|---|
データベースの作成と管理 |
・データベースを作成する、変更する ・リレーションシップとキーを管理する ・データベース内を移動する ・データベースを保護する、管理する ・データを印刷する、エクスポートする |
テーブルの作成 |
・テーブルを作成する ・テーブルを管理する ・テーブル内のレコードを管理する ・フィールドを作成する、変更する |
クエリの作成 |
・クエリを作成する ・クエリを変更する ・クエリ内で集計やグループ化を行う |
フォームの作成 |
・フォームを作成する ・フォームにコントロールを設定する ・フォームを書式設定する |
レポートの作成 |
・レポートを作成する ・レポートのコントロールを設定する ・レポートを書式設定する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Access 2016」)
■上級レベル(エキスパートレベル)の出題内容
項目 |
内容 |
---|---|
データベースの管理 |
・データベースの構造を変更する ・テーブルのリレーションシップとキーを管理する ・データを印刷する、エクスポートする |
テーブルの作成と変更 |
・テーブルを作成する ・テーブルを管理する ・テーブルのレコードを管理する ・フィールドを作成する、変更する |
クエリの作成と変更 |
・クエリを作成して実行する ・クエリを変更する |
レイアウトビューを使ったフォームの変更 |
・フォームにコントロールを設定する ・フォームを書式設定する |
レイアウトビューを使ったレポートの変更 |
・レポートのコントロールを設定する ・レポートを書式設定する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Access 2019 エキスパート(上級):試験概要」)
【Outlook】
MOS資格のOutlookの試験では、メールの作成、送信、受信、管理、カレンダーの作成、予定の管理、タスクの作成、連絡先の管理に関する問題が出題されます。
項目 |
内容 |
---|---|
Outlook環境の管理 |
・Outlookの設定をカスタマイズする ・メールの設定をカスタマイズする ・検索操作を行う ・情報を印刷する、保存する |
メッセージの管理 |
・メッセージを作成する ・メッセージにコンテンツを挿入する ・メッセージを整理する、管理する |
スケジュールの管理 |
・予定表を作成する、管理する ・予定、会議、イベントを作成する ・予定、会議、イベントを整理する、管理する |
連絡先とタスクの管理 |
・連絡先を作成する、管理する ・連絡先グループを作成する、管理する ・タスクを作成する、管理する |
(出典:Microsoft Office Specialist「Outlook 2019(一般レベル)」)
MOS資格を受験する方法
MOS試験は、日本国内で「全国一斉試験」と「随時試験」の2つの方法で受験することができます。「全国一斉試験」は、一定期間に複数の都市で実施され、試験会場で実際に問題に取り組む方法です。
一方、「随時試験」は、自宅などからオンラインで受験できる方法です。「随時試験」は、365日24時間受験可能で、申し込みから受験までの期間が短縮されるため、より柔軟な受験スタイルが可能となっています。
(出典:Microsoft Office Specialist「受験するには」)
MOS資格に合格するための勉強方法
MOS資格に合格するための勉強方法には、主にテキストを使用した学習と講座を活用した学習があります。それぞれのメリットや注意点についてご紹介します。
MOSテキストを使用した学習
MOS試験に合格するためには、教材の購入と自己学習が有効な方法です。Microsoft Office公式サイトから、教材の購入が可能です。また、書店やオンライン書店でも、MOS試験対策の書籍を購入することができます。
教材には、試験範囲や問題の傾向、解答例などが記載されています。自己学習には、教材を用いた学習や問題集を用いた練習が有効です。自己学習のメリットとして、自分のペースで学習できることや、時間や場所を選ばないことが挙げられます。
一方、教材を用いた学習だけでは、実際の試験とは異なる問題に出会う可能性があることや、試験に出題される問題は毎年変わるといったことが起こるため、最新の情報を入手する必要があります。
MOS試験対策講座の受講
MOS試験対策講座の受講も、効果的な勉強方法の1つです。Microsoft Office公式サイトで、MOS試験対策講座の情報を入手することができます。講座では、教材や問題集を用いた学習のほか、講師による解説や実際の試験に近い問題の解説などが行われます。講座には、初級レベルから上級レベルまで、様々なコースが用意されており、自分のレベルに合わせて受講することができます。
講座のメリットは、実際の試験に近い問題を解くことができることや、講師からのフィードバックが受けられることが挙げられます。
一方、注意点としては、講座の受講費用がかかることや、講師や受講生のスケジュールに合わせる必要があることが挙げられます。
MOS資格取得後の履歴書の書き方
MOS資格を取得した後には、履歴書にその旨を記載することで自身のスキルをアピールすることができます。
スキルとして記入する
MOS資格を取得したことを、スキルとしてアピールする書き方をすることができます。履歴書のスキル欄に「MOS資格取得」と記載し、取得した資格名を明確にすることで、企業側に自分のスキルをアピールすることができます。
MOS資格は、Microsoft Office製品を効率的に使うためのスキルを証明する資格です。企業側は基本的なスキルとしてExcelやWordなどのMicrosoft Office製品を扱うスキルを求めていることが多いでしょう。そのため、企業側が求めているスキルを保有している人材であるというアピールをすることは、就職活動を有利に進める有効な方法のひとつです。
実績とともに記入する
MOS資格を取得してからの実績を、履歴書に記載することで、企業側に自分の実力をアピールすることができます。
例えば、MOS資格を取得したことで、エクセルを使った業務がより効率的になった、プレゼンテーション資料の作成がよりスムーズになったなど、実際の業務に応用して実績を挙げることができます。
履歴書の業務経歴欄に、MOS資格を取得した後に行った業務と、その成果を記載することで、企業側に自分の実力を明記しましょう。実際の業務に応用して実績を挙げることで、企業側に自分の実力をアピールすることができることができます。
Office研修ならリンクアカデミー
昨今、多くの企業で業務効率化が注目されており、学生・ビジネスマン共にMicrosoft Office製品を効率よく使うスキルが求められています。企業においては自動化ツールやRPAといった導入も加速しており、個人のITスキルアップがより一層重要視されます。
弊社では「あなたのキャリアに、本気のパートナーを」をミッションに掲げ、個人が「学び」を通じ自らのキャリアを磨き上げられる場を目指し、幅広いソリューションを提供しております。今回ご紹介したMOS資格はもちろん、業務効率化に向けた関数の習得や情報集計スキルを習得できるExcel業務効率化研修や、業務効率化とデザインスキルの習得が同時にできるPowerPoint業務効率化研修などもご用意しております。
ご興味がございましたら是非、以下のコンテンツをご確認ください。
MOS資格に関するよくある質問
Q1:MOS資格は何に役立ちますか?
A1:MOS資格を持つことで、Microsoft Office製品を効率的に使うことができ、業務の生産性向上やコミュニケーションの円滑化などにつながります。また、MOS資格は、スキルを証明することができるので、就職や転職時に有利に働く場合があります。
Q2:MOS資格は独学で勉強できますか?
A2:MOS資格は独学で勉強することができます。Microsoft Office公式サイトから、教材の購入が可能です。また、書店やオンライン書店でも、MOS試験対策の書籍を購入することができます。教材には、試験範囲や問題の傾向、解答例などが記載されています。自己学習には、教材を用いた学習や問題集を用いた練習が有効です。
Q3:MOS資格に合格するためにはどうしたらいいですか?
A3:MOS試験に合格するための学習方法には、テキストを用いた学習や講座を活用した学習などがあります。それぞれメリットや特徴がありますが、自身のモチベーションを継続しやすい形での学習をすることをおすすめします。
まとめ
MOS資格は、Microsoft Office製品を効率的に使うためのスキルを証明する資格です。MOS資格を持つことで、Officeを使った業務を効率的に使うことができ、生産性向上につながります。
また、MOS資格は、スキルを証明することができるため、就職や転職時に有利に働く場合があります。MOS資格には、Excel、PowerPoint、Access、Outlookなど、複数の資格があります。MOS資格に合格するためには、テキストや講座を活用した学習が有効です。