catch-img

リテラシーとは?意味・使い方・高める方法などをわかりやすく解説

目次[非表示]

  1. 1.リテラシーの意味とは?
  2. 2.リテラシーの種類は?
    1. 2.1.①ITリテラシー
    2. 2.2.②メディアリテラシー
    3. 2.3.③情報リテラシー
    4. 2.4.④ヘルスリテラシー
    5. 2.5.⑤金融リテラシー
    6. 2.6.⑥その他
  3. 3.リテラシーのビジネスでの使い方と例文
  4. 4.リテラシーとコンピテンシーの違いは?
  5. 5.ITリテラシーの低さがもたらすリスク
    1. 5.1.生産性が低下する
    2. 5.2.コミュニケーションが不足する
    3. 5.3.情報漏洩やセキュリティ問題が生じる
    4. 5.4.社会変化への適応が遅れる
  6. 6.ITリテラシーを向上させるメリットは?
    1. 6.1.生産性が向上する
    2. 6.2.DX推進が加速する
    3. 6.3.会社全体のセキュリティを強化できる
  7. 7.ITリテラシーを高めるには?
    1. 7.1.社内のシステム整備
    2. 7.2.リテラシー研修を実施する
    3. 7.3.資格取得を支援する
  8. 8.リテラシー強化なら、リンクアカデミーの研修サービスがおすすめ
    1. 8.1.リンクアカデミーのIT研修の特徴
    2. 8.2.企業事例
  9. 9.記事まとめ
  10. 10.リテラシーに関するよくある質問


 ビジネスシーンや日常生活の中で、「リテラシー」という言葉は頻繁に使われるようになっています。ただその意味は広く、「情報リテラシー」「ITリテラシー」のように分野や領域ごとに意味合いが多少異なる場合もあります。人材採用や人材育成などでもリテラシーの強化がテーマに挙がることも少なくないため、正しい意味や使い方、高める方法を把握しておくことは重要です。本記事ではリテラシーの種類やリテラシーを高めることでのメリットなどをご紹介します。


リテラシーの意味とは?

 「リテラシー」は英語では「literacy」と書き、「読み書きする能力」「記述読解能力」という意味を持ちます。一般的には「特定の分野に関する知識や理解力、活用する能力」という意味で用いられています。

 また、弊社のグループ会社である、リンクアンドモチベーションが経済産業省より受託した平成17年度「社会人基礎力に関する調査」として、社会人に求められる基礎力に関する調査を行いました。その結果を通して下記のように大きく

・ポテンシャル
・スタンス
・ポータブルスキル
・リテラシー
・テクニカルスキル

と分けて「人材要件フレーム」を定義しました。

人材要件フレーム
(参考:人材要件フレーム)

 昨今のトレンドとしては、上記人材要件フレームにおける「リテラシー」「テクニカルスキル」の早期教育の必要性が増してきています。これまでの研修においては「スタンス」や早期の「ポータブルスキル」開発に重点が置かれていましたが、企業のDXや働き方改革によるリモートワークの進展などにより、デジタルナレッジやPCスキルが通常業務でも必須になってきています。そのため、様々な専門知識を習得する土台となるリテラシーやテクニカルスキルの、会社全体を上げての見直し、向上の必要性が高まってきています。


リテラシーの種類は?

 「リテラシー」が付随する言葉には多くの種類があります。それぞれの分野で主に指している意味が異なることがあるため、確認して整理しておきましょう。

①ITリテラシー

 「ITリテラシー」とは、「IT全般に対しての知識や情報を理解して活用できる能力」を指します。インターネット社会が発達している現在では、多くの企業でITツールを活用する場面が増えているため、企業でも特に注目されるリテラシーです。

 ITリテラシーには、インターネットの基本的な使い方に対する「インターネットリテラシー」や、PCやスマートフォンなどのデバイスの活用の仕方に対する「コンピューターリテラシー」なども含まれています。


  ITリテラシーとは?低いことのリスク・高め方を徹底解説 現在では多くの人がスマートフォンを持ち、ビジネスシーンにおいてもパソコンで業務をしたり社内サーバーでファイルを共有したりと、ITは日々の生活に根付いています。そのため、ITに対する理解や活用する力である「ITリテラシー」が低いと、従業員の生産性低下や全社を巻き込むトラブルになりかねません。 本記事では、ITリテラシーとはそもそも何を意味しているのか、その有無によるメリット・デメリットなどをご紹介します。 法人研修・IT研修ならリンクアカデミー

※更新日:2022/08/20

  【2022年最新】ITスキル基準(ITSS)とは?おすすめの資格やスキルを解説 あらゆる産業・業界において、デジタル技術を利用した新しいビジネスモデルが展開されています。このようなビジネスモデルの変化に、いかにスピーディーに対応できるかが今後の企業の競争力を左右すると言われています。企業の成長と、社員のITスキルは切っても切り離せない関係性にありますが、「ITスキルがある」とはどういう状態なのか、どの様な学習を推奨すべきか、曖昧に感じる方もいるのではないでしょうか。本記では、ITスキルの基準を明確にした上で、企業が社員に推奨すべきITスキルやIT資格を紹介します。 法人研修・IT研修ならリンクアカデミー

※更新日:2022/08/20


②メディアリテラシー

 「メディアリテラシー」とは、「テレビや新聞・雑誌、インターネットなどのメディアから得られる情報を、適切に理解して扱う能力」を指します。
 
 各メディアが発信している情報やメッセージには、それぞれの特性や主張が含まれています。メディアで収集した情報をそのまま鵜呑みにしていると、場合によっては間違った理解のまま情報を活用してしまう可能性があります。そのため、メディアリテラシーを高めることでその情報に込められている意図や背景を理解することは重要です。

③情報リテラシー

 「情報リテラシー」とは、「収集した情報の真偽を確かめて、取捨選択して活用する能力」を指します。メディアリテラシーと共通している部分がありますが、インターネット社会が発達している現在では特に必要とされているリテラシーです。
 
 インターネットを活用することで、これまでよりも簡単に様々な情報を得ることができるようになりました。しかし、その中には事実とは異なるものや、悪意があるものが含まれている可能性があります。そのため、情報の内容をよく確かめて必要に応じて選ぶために情報リテラシーを高めることが大切です。

④ヘルスリテラシー

 「ヘルスリテラシー」とは、「医療やヘルスケアなど健康に関する情報を収集し、それを活用する能力」を指します。「人生100年時代」と言われている現代では、特に自身の健康状態を正しく把握して、医療機関やツールなどを工夫することは生活の質を向上するために重要になっています。
 
 ヘルスリテラシーが低い場合には、疾患に気づかずに自身の生命が脅かされてしまう可能性があります。

⑤金融リテラシー

 「金融リテラシー」とは、「金融に関する知識を収集し、資産形成や投資活動などに活用する能力」を指します。金融リテラシーで対象となる知識は、株式投資や不動産運用などから日常の家計管理といったものまで幅広いものがあります。
 
 基本的なお金に関する仕組みを理解し、金融知識を身につけておくことは、資産を増やして生活を安定させるだけではなく、詐欺や金融トラブルなどから身を守ることにも役立ちます。

⑥その他

 上記でご紹介したもの以外にも、リテラシーと名前が付くものは下記のようなものがあります。

・文化リテラシー
・環境リテラシー
・データリテラシー
・科学リテラシー
・統計リテラシー


リテラシーのビジネスでの使い方と例文

 リテラシーは、ビジネスシーンにおいて一般的に下記のように使われます。

・リテラシーが高い
・リテラシーが低い
・リテラシーを身につける
・リテラシーがある
・リテラシーがない
・リテラシーを高める

また、ビジネスにおける例文も確認しておきましょう。

・現在企業ではITリテラシーを高めることが重要だ
・コンピューターリテラシーが低いことで労働生産性が低下している
・企業のコンプライアンスを高めるためにはITリテラシーが大切だ
・従業員の金融リテラシーを高めることで資産形成を促す
・情報リテラシーを高めて情報漏洩や機密情報への意識を高める


リテラシーとコンピテンシーの違いは?

 リテラシーとよく混同される言葉として、「コンピテンシー」があります。コンピテンシーは英語で「competency」と書き、「能力」や「技能」「適正」などを意味します。ビジネスにおいては「成果を出すことに繋がる共通の行動特性」という意味で用いられています。
 
 コンピテンシーは主にハイパフォーマーの行動やスキルを調査して、共通するものを見つけて整理することで言語化されます。
 
 リテラシーが「知識を活用する能力」であるのに対して、コンピテンシーは「成果を出すための行動特性」であると覚えておくと良いでしょう。


ITリテラシーの低さがもたらすリスク

 先述したように、企業のDXや働き方改革によるリモートワークの進展などにより、ITやデジタルナレッジを有することや、活用できることが求められてきます。そのため、リテラシーの中でも特にITリテラシーが低いことで、企業にとっては多くのデメリットが生じます。代表的なものをご紹介します。

生産性が低下する

 デジタル技術を用いることで「生産性を向上させよう」としている企業は多数あります。
ITツールやソフトウェアを導入することは従業員の負担を軽減し、成果創出を実現するために有効な手段ですが、ITリテラシーが低くいと、導入したシステムやデバイスを上手く使いこなせず、本来期待していた生産性を発揮できないことになります。

コミュニケーションが不足する

 ITリテラシーが低いことで、コミュニケーションが不足することもデメリットとして挙げられます。口頭や対面でのコミュニケーションに加えて、メールやチャットツール、ビデオ会議ツールなどもコミュニケーションを支えるものとして活用されています。特に、昨今の新型コロナウイルスの蔓延ではオンラインでのコミュニケーション機会が増加しました。
 
 上手くコミュニケーションツールを活用できない場合には、組織の中でのコミュニケーション機会が減少してしまい、従業員同士の理解や業務上の連携が不足してしまう可能性があります。

情報漏洩やセキュリティ問題が生じる

 ITリテラシーが低いと、企業の大切な情報の漏洩やセキュリティに関する問題の発生に繋がります。顧客情報や個人情報の取り扱いに対する意識や能力が低い場合には、本来外部に漏洩することが許されない情報を誤って送付・公開してしまうことがあります。また、企業内でデータ管理がずさんになると重要なデータが消失する可能性があります。情報漏洩やセキュリティの問題は、顧客からの信用低下に繋がり回復には長い時間が必要になるでしょう。

社会変化への適応が遅れる

 特に昨今は新型コロナウイルスの蔓延により、リモートワークの導入やビデオ会議ツールの採用などが急速に進むことになりました。このように、社会の変化に素早く適応するために適切なツールの導入を行うことは重要ですが、ITリテラシーが低い場合にはそれを使いこなすことができません。その結果、せっかくITツールを導入しても利益に繋がらずに組織が疲弊する可能性があります。


ITリテラシーを向上させるメリットは?

 ITリテラシーを向上させることで企業には「生産性の向上」や「DX推進」、「セキュリティの強化」などに繋がります。

生産性が向上する

 ITリテラシーが向上することで、生産性の向上が期待できます。ITツールやソフトウェアを「導入すること」をゴールにするのではなく、それぞれのITリテラシーを向上させ「使いこなせる」様になると、業務効率を上げて生産性を向上することが期待できます。
 
 また、メールやチャットツール、ビデオ会議ツールを活用することができるようになると、社内でのコミュニケーションの活性化にも繋がります。コミュニケーションが活性化することで、従業員同士の相互理解や業務上での連携向上による生産性の向上を見込むことができるでしょう。

DX推進が加速する

 近年、DXという言葉が広く社会に浸透するようになり、ビジネスの領域でも大きなトレンドとなっています。DXとは特に企業においては、「デジタル技術を用いて組織を変化させ、新たな事業を創造すること」をさします。そして、このような変化に、いかにスピーディーに対応できるかが今後の企業の競争力を左右すると言われています。

 これまで、このようなDX人材を中途採用をすることによって、カバーする企業も多くありました。一方で、IT関連人材の中途市場の相場が高止まりしており、中途採用をしてもカルチャーフィットするのに時間がかかるという課題が発生しているのも現状です。そのため、一部の人材だけでなく、全体的なITリテラシーのリスキリングをすることで、企業の戦略や成果を変革することが期待できます。

会社全体のセキュリティを強化できる

 ITリテラシーを高めることで、情報の取り扱いやデータの管理に対する意識やスキルも高めることができます。企業における情報漏洩やデータの喪失は利益だけではなく、企業のブランドやイメージを大きく喪失してしまう可能性があります。
 
 そのような事態を防ぐためにはツールやシステムの導入も有効ですが、それを利用する1人1人の認識も重要になります。日々の業務の中で情報の取り扱いやデータの授受の仕方などに対する意識を高めることで、会社全体のセキュリティを強化することが期待できます。


ITリテラシーを高めるには?

 では、ITリテラシーを高めるためにはどのような方法があるのでしょうか。主な方法をご紹介します。

社内のシステム整備

 知識やスキルが身に付くためには日々の業務の中での習慣づくりが大切であるため、実際に触れるツールやシステムを整備して慣れる機会を増やすことをおすすめします。
 
 具体的にはPCやスマートフォンなどのデバイスの整備や、コミュニケーションツールを導入、日々の業務をデジタル化することが方法として挙げられます。

 ただ、先述した通り、システムを導入・整備するだけでは、システムやデバイスを上手く使いこなせず、本来期待していた効果を発揮できない場合もあるので、「導入すること」をゴールにするのではなく、「使いこなせる」様なフォローも大切になっていきます。

リテラシー研修を実施する

 ITリテラシーを高める方法として、「リテラシー研修」を実施することが挙げられます。リテラシー研修とは、「ある分野や業務に関連するリテラシーの基本的な知識や事例を交えて、リテラシーを身につける研修」です。
 
 自社内で従業員が講師を担う社内研修の形式でも実施は可能ですが、その場合必要な知識の不足や内容の偏りが生じる可能性があります。また、ITリテラシーは日進月歩で変化・進化をしていくため、自社内での育成は困難なケースが多いのが実情です。効果と効率を意識する上では社外研修やe-learningなどの活用を考える必要があります。

資格取得を支援する

 ITリテラシーを高めるためには、資格取得の支援も有効です。テキストによる学習や試験などを通じて網羅的に知識を身につけることができます。また、受験費用の補助や資格取得に対する報酬などの支援体制を整えることで、社員のモチベーション向上につながります。

 ITに関する資格には「ITスキル基準(IT Skill Standard)」や「ITパスポート」のような国家資格や、「PHP技術者認定試験」や「Oracle認定Java資格」のような民間資格があります。目的に応じて推奨する資格を決めて従業員に共有すると良いでしょう。


リテラシー強化なら、リンクアカデミーの研修サービスがおすすめ

リンクアカデミーのIT研修の特徴

 リンクアカデミーは「あなたのキャリアに、本気のパートナーを」をミッションに掲げて個人が「学び」を通じ自らのキャリアを磨き上げられる場を目指しています。

 独自の「診断技術」と「変革技術」を用いて数多くの企業様を支援させていただいてきた実績を元に、企業のDX化を担うITリテラシー人材育成を共に行いたいと考えております。

そのために
・㈱アビバが提供してきたパソコンスキルの講座提供
・大栄教育システム㈱が提供してきた資格取得を支援する講座
・ディーンモルガン㈱が提供してきた「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」のマンツーマン英会話レッスン
といったキャリアアップに関するサービスをフルラインナップで展開しております。

この実績と経験を活かして、
・内定者・新入社員の育成
・生産性向上
・営業力強化
・DX推進
といった幅広い課題に対してもソリューションを提供しています。

  課題別研修一覧 | 法人研修・IT研修ならリンクアカデミー 貴社の人事戦略を支援する研修プログラムがリンクアカデミーにはあります。 独自の診断サービスと幅広い形態での研修実績で貴社の問題を解決・支援いたします。 法人研修・IT研修ならリンクアカデミー


企業事例

・大手出版社

 出版業界のデジタル化への対応力を高める人材育成のため、従業員様のITパスポート取得に向けた支援をさせていただきました。

 弊社のe-learningコンテンツを使用した「デジタル」と、定期的に従業員様の学習進捗確認や、学習アドバイスのためのカウンセリングの「ヒューマンタッチ」の両面で従業員様の学習を支援し、合格率約90%という結果に結びつきました。

  導入事例 | 法人研修・IT研修ならリンクアカデミー 法人研修・IT研修ならリンクアカデミー


記事まとめ

 リテラシーは「特定の分野に関する知識や理解力、活用する能力」を意味する言葉です。リテラシーにはITリテラシーやメディアリテラシーなど分野によって意味が異なる場合があり、専門知識を身に付ける土台となるものだと言えます。

 企業のDXや働き方改革によるリモートワークの進展などにより、多くの分野がある「リテラシー」の中でも、特にITリテラシーの注目が高まってきています。

 社員のITリテラシーが低い場合には、企業にとって多くのデメリットが生じる可能性があるため、全体のITリテラシーを高めることは企業活動の中でも大切なものです。ITリテラシーを高めるためには研修の実施やシステムの整備、資格取得の支援など様々な方法があるため、自社に合わせて選んで推進すると良いでしょう。


リテラシーに関するよくある質問

Q1:リテラシーの意味をわかりやすく説明すると?

A1:リテラシーは「特定の分野に関する知識や理解力、活用する能力」を指した言葉です。しかし、分野によってはその意味が下記のように異なる場合があります。

・メディアリテラシー:テレビや新聞・雑誌、インターネットなどのメディアから得られる情報を、適切に理解して扱う能力
・情報リテラシー:収集した情報の真偽を確かめて、取捨選択して活用する能力
・ヘルスリテラシー:医療やヘルスケアなど健康に関する情報を収集し、それを活用する能力
・金融リテラシー:金融に関する知識を収集し、資産形成や投資活動などに活用する能力

Q2:ITリテラシーとは?

A2:ITリテラシーとは、「IT全般に対しての知識や情報を理解して活用できる能力」を指します。ITリテラシーには、インターネットの基本的な使い方に対する「インターネットリテラシー」や、PCやスマートフォンなどのデバイスの活用の仕方に対する「コンピューターリテラシー」なども含まれています。

稲冨 健太
稲冨 健太
佐賀県出身。名古屋大学理学研究科にて物理を専攻。「伝統工芸」や「ものづくり」を応援したいという想いで、組織コンサルティング会社に就職し理念浸透・人事制度設計・人材育成・マネジメントなどに従事。独立後、中小・ベンチャー企業へのコンサルティングや商品開発の経験を基に精力的にライティング活動を実施。

関連記事

新着記事

お電話でのお問合せは
受付時間 月~金10:00~19:00 土10:00~17:00

必読記事

人気お役立ち資料