1on1ミーティングとは?目的や効果、テーマ例、実施方法を解説!
1on1ミーティングは、従業員同士が一対一でコミュニケーションをとることを指しています。近年、1on1ミーティングは人材育成やコミュニケーション活性化のための施策として注目されており、実施している企業も多く見受けられます。本記事では、組織のコミュニケーションを支える1on1ミーティングについて、その目的や内容、効果などについてご紹介します。
目次[非表示]
- 1.1on1とは何か?
- 2.1on1ミーティングの実施目的
- 3.1on1ミーティングが求められている背景
- 3.1.①VUCA時代
- 3.2.②働き手不足・人材不足
- 3.3.③労働者の価値観の変化
- 4.1on1ミーティングのメリットや効果
- 4.1.部下の成長に繋がる
- 4.2.上司の成長に繋がる
- 4.3.相互理解が深まる
- 4.4.エンゲージメントが向上する
- 5.1on1ミーティングの実施方法と進め方
- 5.1.目的を明確にして共有する
- 5.2.1on1ミーティングの計画を立てる
- 5.3.1on1を実施して内容を記録する
- 5.4.振り返りの機会を設ける
- 6.1on1ミーティングで部下から聞き出すべきテーマ
- 6.1.①部下の仕事の進捗状況の確認
- 6.2.②職場のメンバーの様子など環境の確認
- 6.3.③中長期キャリア・ビジョンの確認
- 6.4.④必要なスキルの明確化
- 7.1on1ミーティングの具体的なアジェンダ例【シート例付き】
- 7.1.仕事の中での問題やトラブルを解決したい場合
- 7.2.目標に沿って行動をしてほしい場合
- 7.3.仕事に対するモチベーションを高めたい場合
- 7.4.キャリアについて考えてほしい場合
- 8.1on1ミーティングにおける注意点
- 8.1.発信と受信のバランスに気をつける
- 8.2.話しやすい雰囲気をつくる
- 9.法人研修のことならリンクアカデミーへ
- 10.リンクアカデミーの研修導入事例
- 11.まとめ
- 12.1on1ミーティングに関するよくある質問
1on1とは何か?
1on1ミーティングとは、従業員同士が一対一で行う対話のことを指します。主に上司と部下の間で実施されることが多く、人材育成施策やコミュニケーション機会の創出として用いられています。1on1ミーティングは、評価面談のように評価を決めてフィードバックを行うものではなく、あくまで相互の対話を促進するものです。
1on1ミーティングは、一般的に週に1回行われており、少なくとも月に1回は実施されます。所要時間は企業や状況によって様々ですが、多くの場合は30分前後で行われています。何か従業員がトラブルを抱えていたり、希望があったりした場合には多く時間を設けることがあります。
OKRの運用やエンゲージメントの向上の一環としても実施されていることがあり、多くの企業が取り組んでいることで注目を集めています。
1on1ミーティングの実施目的
1on1ミーティングは、主に以下のような目的で実施されています。
■コミュニケーションの活性化
昨今の働き方の多様化によって、これまでの対面を前提とした社内コミュニケーションが通用しなくなっており、業務上での指示や報告といったこと以外には、コミュニケーションが希薄になる場合が多くあります。1on1ミーティングを設けることによって、業務上の連絡だけでなく、従業員同士が気軽にコミュニケーションを取ることができる環境づくりが行われています。
■上司と部下の間の相互理解促進
上司と部下が適切に協力して、仕事で成果を出すためには信頼関係を構築することが大切です。信頼関係を構築するためには、お互いのことをきちんと理解していることが重要であり、1on1ミーティングを通じて上司・部下の間で相互理解を進めることが期待されています。
■人材育成
1on1ミーティングを行うことで、上司が部下に対してアドバイスやコーチングを行うことで、部下の業務スキルやモチベーションを向上することが期待できます。逆に、部下からの質問や発言によって上司も気づきや学びを得ることができるため、双方の育成を目的として1on1ミーティングが実施されています。
1on1ミーティングが求められている背景
1on1ミーティングは現在有効な組織施策として注目されていますが、それにはいくつか背景があります。
①VUCA時代
VUCAとは、Volatility (変動性)、Uncertainty (不確実性)、Complexity (複雑性)、Ambiguity (曖昧性) それぞれの頭文字を取ったものであり、「予測をすることが困難な状態」を意味しています。現在は社会情勢や市場環境を予測することが困難なVUCA時代であると言われており、企業においてもその時代への対応が求められています。
人材育成においては、これまでは、決められたやり方を丁寧に追行出来る人材が求められていたものの、VUCA時代では、自ら試行錯誤を繰り返し、成果創出に挑み続ける人材が求められています。
このように、求められる人材像や、働き方に対する価値観が多様化されている現代においては、上司から部下への一方向の指示・命令ではなく、双方向でのコミュニケーションが必要となり、コミュニケーション促進の役割を担う1on1に注目が集まっています。
②働き手不足・人材不足
少子高齢化の影響により、労働人口は減少傾向にあることが分かっています。働き手の意識も変化しており、以前は終身雇用が当たり前であったのに対し、一つの企業に依存したキャリアを描くよりも、望むキャリアを実現するために会社や仕事を選択するという、「自律したキャリア観」へと変化しています。その中で、人手不足に陥っている企業も多く、人材流出を防いで長く活躍してもらうために従業員エンゲージメント向上に向けた工夫が行われています。
弊社のグループ会社である、リンクアンドモチベーションが実施した「従業員エンゲージメントとキャリア充足度」に関する調査の結果、「従業員エンゲージメント」と「キャリア充足度」の間には相関関係があることが分かりました。
一見、個人の主観的なキャリア充実を支援することは、企業と個人の相互理解・相思相愛関係を表すエンゲージメントスコアに対してネガティブな影響を与えるとも考えられますが、調査の結果からは、個人のキャリア開発を企業側からも支援し、個人の主観的なキャリア充足度を高めることが、従業員エンゲージメント向上に繋がることが示唆されています。
(参照:「従業員エンゲージメントとキャリア充足度」に関する 研究結果を公開)
従業員の個人が望むキャリアを実現するために、1on1ミーティングなど組織施策を通して、適切にチューニングを行うことで、従業員エンゲージメントが向上され、結果人材流失を防ぐことが出来ると期待できます。
③労働者の価値観の変化
現在は労働者の価値観が変化しており、企業はそれに適応することが求められています。アメリカの心理学者である、アブラハム・マズローが提唱している「欲求5段階説」では、下図のように人の欲求は5つの段階に分けられるとされています。基本的に人は下の段階の欲求から充足を求めると言われています。
以前は所属することや承認されることが労働者には求められていたため、終身雇用や年功序列の雇用制度が機能していました。しかし、現在は生活水準が向上していることもあり、働く中で自己実現をすることへの希望が高まっています。その中では、1on1ミーティングのような機会の中で、自己理解や成長促進の機会を企業が提供する必要性があるでしょう。
(参考:マズローの欲求5段階説)
1on1ミーティングのメリットや効果
では、1on1ミーティングを実施することでどのような効果があるのでしょうか。1on1ミーティングのメリットや効果について、代表的なものをご紹介します。
部下の成長に繋がる
1on1ミーティングを行うことで、部下の成長が期待できます。対話を進めていく中で、自分自身の経験や行動を振り返ることができます。振り返りを行うことで、自身にとっての課題や目標が明確になります。内省や目標設定が習慣的なものになると、成長のスピードが早まっていきます。
また、自身で振り返りや課題発見を行うと共に、上司からアドバイスを受けることもできます。客観的な感想や意見を聞くことで、より自分を冷静に見つめ直すことができるでしょう。1人では解決が難しい課題についても、1on1ミーティングを重ねることで協力して乗り越えることができます。
上司の成長に繋がる
1on1ミーティングによる効果として、部下の成長だけではなく上司も成長することが挙げられます。上司自身も、1on1ミーティングで対話を重ねる中で自身のキャリアや経験の棚卸しを行うことができるため、現在の課題や今後の目標などを考えることができます。
また、部下の抱えている悩みや課題を聞き出して、その解決をサポートする過程では、適切なコミュニケーションの取り方や話の整理の仕方などのスキルを磨くことができます。定期的に1on1ミーティングを実施することで、上司のマネジメントのスキルアップの機会を手に入れることが期待できるでしょう。
相互理解が深まる
1on1ミーティングを行うことで、上司と部下の間で相互理解が深まることが期待できます。普段の仕事の中では、お互いのことをしっかりと知る機会は少なくなる傾向があり、業務上のコミュニケーションが多くなりがちです。相手のことが理解できていないと、発言や行動の意図をイメージしづらくなり、場合によっては指示や指摘に対して不納得感が大きくなることがあります。
1on1ミーティングを通じて、上司・部下がお互いの考え方や価値観を把握することで、相互理解が深まり信頼関係が強くなるでしょう。
エンゲージメントが向上する
1on1ミーティングを活用することで、エンゲージメントを高めることができます。エンゲージメントを高めることで、業績の向上を実現することが期待できます。逆に、エンゲージメントが高まっていない状態では、会社の方針や上司の指示の実行力が低下してしまい、組織としての成果も創出しにくい環境になってしまいます。
1on1ミーティングの中で、個人の価値観やモチベーションを把握したうえで、目標、スキル、キャリアに対しての対話を進めることで、信頼関係が醸され、結果としてエンゲージメントを高めることができます。
1on1ミーティングの実施方法と進め方
効果的に1on1ミーティングを実施するためには、以下のようなステップを踏むことをおすすめします。
目的を明確にして共有する
1on1ミーティングをいきなり設定して、実施の指示をしてしまうと、従業員は何のための時間であるかが分からなくなり、1on1ミーティングの効果が高まりません。まずは、なぜ1on1ミーティングを実施するのかといった目的を明確にして、その目的を従業員に対して共有するようにしましょう。
目的を明確にする際には、会社としてどのような状態になりたいかや、それに対する現状の課題を考えます。その上で、1on1ミーティングの実施を通じて従業員にどのような状態になってほしいかといったゴールを決めましょう。
1on1ミーティングの計画を立てる
目的を明確にすると共に、実際に1on1ミーティングをどのような計画で進めるかも決定しましょう。1on1ミーティングの計画を立てる際には、頻度や時間だけではなく以下のような点を考慮することをおすすめします。
- 上司・部下が1on1ミーティングでどのような役割を担うか
- 上司・部下が望ましい状態になるために必要な内容は何か
- 報告や相談の窓口はどこか
- オンラインやオフラインなど、1on1ミーティングの形式は何にするか
1on1を実施して内容を記録する
1on1ミーティングは1回で終わりではなく、継続的な実施をすることになります。特に、人が成長するには長期的な目線や関わり方が大切になることから、人材育成を目的としている場合には、ある程度の期間を設けることが必要です。
また、継続して実施する際には話した内容やお互いの目標を忘れてしまうことを防ぐために、1on1ミーティングの内容を記録しておくと良いでしょう。お互いに確認できる記録があることで、認識の齟齬や誤解を招く可能性を低くすることもできます。
振り返りの機会を設ける
1on1ミーティングのやり方に正解は無く、状況に応じて最適な方法を模索することが大切です。そのため、定期的に1on1ミーティングの効果を確認して、その方法の軌道修正を検討する機会を設けましょう。
1on1ミーティングを振り返る際には、上司と部下の間で振り返る機会と組織全体の1on1ミーティングの軌道修正を行う機会のどちらも用意することをおすすめします。
1on1ミーティングで部下から聞き出すべきテーマ
実際に1on1ミーティングを実施すると、「よくどのような話をすれば良いのか分からない」といった声が挙がります。基本的に話すと良い内容を押さえておき、スムーズな1on1ミーティングを行いましょう。
①部下の仕事の進捗状況の確認
部下の仕事の進捗状況について確認して、何かトラブルや問題が起こっていないかについて把握します。何か問題が起こっている場合には、その問題が起こっている理由や背景といったところまで聞き出して、解決ができるようにすることが大切です。
ここで気をつけることとして、「ネガティブなことだけを聞かないようにする」ことが挙げられます。仕事で良かったことや頑張ったことなど、ポジティブなことについても聞くことで、1on1ミーティングや自分の仕事に前向きになりやすくなるでしょう。
②職場のメンバーの様子など環境の確認
部下本人の仕事の状況だけではなく、他の職場のメンバーの様子や働いている環境についても聞いておきましょう。職場の中で起こっていることや、メンバーの意識を把握しておくことで、その後の関わり方の軌道修正を行うことができます。
他のメンバーのことを聞く際は、特定の人物の陰口にならないように、質問の仕方やコミュニケーションの取り方を工夫するようにしましょう。
③中長期キャリア・ビジョンの確認
仕事の進捗状況や職場の環境といった短期的なことに加えて、中長期的なキャリアや本人のビジョンを確認します。目の前のことだけではなく、未来のことについて話すことで、目標の実現のためには今どのようなことが必要であるかが明確になるため、モチベーションが高まります。
将来のキャリアイメージやビジョンがあまりない場合には、現在まで楽しかったことや好きなことなどから聞き出して、その要素を整理することで考えやすくなるでしょう。
④必要なスキルの明確化
中長期的なキャリアや本人のビジョンを確認したら、それを実現するうえで必要となるスキルを明確化することをおすすめします。そして、そのスキルを習得するうえで必要となるアクションプランを設定することで、本人が「なりたい自分」になるための行動が明確になり、個人の成長に繋げることが出来ます。
以下のフレームは、弊社のグループ会社である、リンクアンドモチベーションが経済産業省より平成17年度に受託した「社会人基礎力に関する調査」の中で、社会人に求められる基礎力に関する調査を行い要件定義づけしたものです。
(参考:人材要件フレーム)
このようなフレームに落とし込んで考えることで、自己成長につながるスキルを整理することが出来ます。
1on1ミーティングの具体的なアジェンダ例【シート例付き】
1on1ミーティングをスムーズに進めるために、目的ごとにアジェンダを考えておきましょう。具体的なアジェンダ例をご紹介するので、ご参考にしてください。
また、1on1ミーティングを実施する際にはアジェンダに沿ったミーティングシートを活用することで、漏れなく話を進めることができると共に、記録を行うことができます。
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仕事の中での問題やトラブルを解決したい場合
仕事を進める中で生じた問題やトラブルについて、緊急度が高いと本人が認識しているものは上司に相談がしやすいことが多いですが、本人が「それほど緊急ではない」と認識しているものについては相談のタイミングが後回しになることがあります。問題に対する意識や重要度がすり合っていない場合には、相談されたタイミングでは対処が難しく、影響が大きいものになる可能性があります。
1on1ミーティングのアジェンダの中に気になっていることや相談したいことを話す項目を入れておくと、早期に問題を発見して、大きな問題やトラブルが発生することを未然に防ぐことに繋がります。
■アジェンダ例
- 仕事で困っていること
- 上司に相談したいこと
- 細かいが気になっていること
目標に沿って行動をしてほしい場合
自身の課題を克服して、成果の創出や目標の達成に向けた行動をして欲しい場合にも、1on1ミーティングが有効です。日々仕事に取り組んでいる中では、目の前のことに集中することが多くなるため、目標としていることを意識できないことがあります。定期的に目標設定やその振り返りを行う機会を設けることで、日常的に目標を意識して行動を変えるタイミングを増やすことが期待できます。
1on1ミーティングで毎回自身の目標やチームの目標を確認するタイミングを設けると、目標を思い出して自分の行動を見つめ直すきっかけになります。
■アジェンダ例
- 現在設定している目標
- 目標に対しての課題
- 自分が取り組んでいるテーマ
- 今後目標にしたいこと
仕事に対するモチベーションを高めたい場合
業務上の問題解決やアドバイスだけではなく、1on1ミーティングを通じて仕事に対するモチベーションを高めることができます。仕事の成果は、業務に関する知識やスキルといった能力的な要素に加えて、仕事への積極性や姿勢といった意欲の要素が関係すると言われています。そのため、1on1ミーティングにより仕事のモチベーションを高めることで、組織全体の成果を向上することが期待できます。
仕事で感じているやりがいや、頑張っていることなどを1on1ミーティングの中で話すことで、自分の仕事の面白さや楽しさを再認識することができるでしょう。
■アジェンダ例
- 現在頑張っていること
- 仕事で楽しかったこと
- 仕事で良かったこと
- 今後頑張りたいと思っていること
キャリアについて考えてほしい場合
先述したように、1on1ミーティングでは短期的な課題解決や状況の把握だけではなく、中長期的なキャリアについても話すことをおすすめします。未来のキャリアイメージや個人のビジョンが明確になることで、現在の仕事の目的や意義を感じやすくなります。
本人の意向や希望を把握することで、上司もどのような仕事を任せるかを考えやすくなると共に、先々の組織体制を検討する際の材料にすることができるようになります。
1on1ミーティングの中では、先々どのような仕事をしたいか、どういう状態になっていたいかについて話すことで、キャリアイメージについて上司と部下の間で共通認識をつくることができるようになるでしょう。
■アジェンダ例
- 将来どのようなキャリアを歩みたいか
- どのようなビジョンを持っているか
- 会社の中でどのような役割になりたいか
- 現在までに楽しかったことは何か
1on1ミーティングにおける注意点
1on1ミーティングを行う際には、アジェンダを用意しておくこと以外にもいくつか注意点があります。
発信と受信のバランスに気をつける
コミュニケーションは、「受信」と「発信」に要素分解することができます。受信とは、相手の話をしっかりと聞いて、その背景や真意まで読み取ることを指します。一方で、発信とは自分の考えを相手に伝えることを指します。
特に、上司と部下の関係である場合には、気をつけないと上司側から一方向的なアドバイスや指摘で多くの時間を使ってしまうことがあります。必要に応じて自分の考えを伝えることは大切ですが、まずは相手が何を伝えようとしているのかを傾聴・理解することを心がけましょう。
話しやすい雰囲気をつくる
1on1ミーティングでは、相手が話しやすい雰囲気をお互いにつくることが大切です。話しにくいと感じる状況が続くと、話した方が良い情報や内容がその場に出てこず、1on1ミーティングの効果が高まらない場合があります。
話しやすい雰囲気をつくるためには、話す内容だけではなく、下図のように非言語的な部分で与える印象に配慮することが大切です。腕を組んでいたり、相槌が何も無かったりすると、相手は話しにくいと感じます。
(参考:話しやすい雰囲気をつくる上での注意点)
法人研修のことならリンクアカデミーへ
本記事のテーマである、「1on1ミーティング」は、相互の対話を促進することで、従業員が掲げる目標やキャリアの実現、および組織のエンゲージメント向上に寄与します。
昨今は、ITの発達や人々の意識の変化に応じて、企業や個人に求められる知識やスキルも大きく変化してきています。対話の中で出てきた、組織の課題感や個人が期待しているキャリア、スキル等をヒアリングしたままにせずに、企業の人材育成計画に反映させることで、更なる効果が期待できます。
リンクアカデミーは「あなたのキャリアに、本気のパートナーを」をミッションに掲げて個人が「学び」を通じ自らのキャリアを磨き上げられる場を目指しています。
そのために
- ㈱アビバが提供してきたパソコンスキルの講座提供
- 大栄教育システム㈱が提供してきた資格取得を支援する講座
- ディーンモルガン㈱が提供してきた「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」のマンツーマン英会話レッスン
といったキャリアアップに関するサービスをフルラインナップで展開してきました。
この実績と経験を活かして、
- 内定者・新入社員の育成
- 生産性向上
- 営業力強化
- DX推進
といった幅広い課題に対してもソリューションを提供しています。
リンクアカデミーの研修導入事例
・ネットワンシステムズ株式会社様
・東京建物株式会社様
・株式会社フロム・エージャパン様
・株式会社トーコン様
まとめ
企業の中で効果的な人材育成を実現したり、コミュニケーションを活性化させるために、1on1ミーティングは有効な手段です。1on1ミーティングを行うことで、従業員同士の相互理解が深まると共に、組織に対するエンゲージメントを高めることができます。
1on1ミーティングを実施する際には、形だけの実施にならないようにその目的の明確化と共有をしっかりと行い、スムーズに実施できるツールや体制を整えましょう。
1on1ミーティングに関するよくある質問
Q1:1on1とは?
A1:1on1ミーティングとは、従業員同士が一対一で行う対話のことを指します。主に上司と部下の間で実施されることが多く、人材育成施策やコミュニケーション機会の創出として用いられています。1on1ミーティングは、評価面談のように評価を決めてフィードバックを行うものではなく、あくまで相互の対話を促進するものです。
Q2:1on1はなぜ求められている?
A2:1on1が求められている背景として、以下のようなものが挙げられます。
■VUCA時代への突入
現在はVUCA時代と呼ばれる、将来の予測が難しい時代になっています。生じる変化に対応するアイデアや方法を生み出すために、従業員間の相互的なコミュニケーションを活性化することが求められています。
■企業の人材不足
労働人口の減少により、多くの企業が人材不足を感じています。現在の従業員が長く活躍したいと思えるように、1on1によるコミュニケーション機会の増加や課題解決が必要になっています。
■就業観の変化
現在の労働者はお金やポストといったもの以外に、成長や自己実現を求めています。1on1による成長機会の提供や、キャリアイメージの明確化といったものが大きな関心を集めています。
Q3:1on1ミーティングのメリットとは?
A3:1on1ミーティングを行うことで、「内省による部下の成長」や「コミュニケーションの活性化」に加えて、「会社への愛着心の強化」、「上司自身の成長」といった多くのメリットが得られます。